![青天の霹靂 (幻冬舎文庫) [文庫] / 劇団ひとり (著); 幻冬舎 (刊) 青天の霹靂 (幻冬舎文庫) [文庫] / 劇団ひとり (著); 幻冬舎 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51CmJkQH08L._SL160_.jpg)
「青天の霹靂」 劇団ひとり 著 幻冬舎文庫
学歴もなければ、金もなく、恋人もいない三十五歳の晴夫。一流マジシャンを目指したはずが、
十七年間場末のマジックバーから抜け出すことができない。そんなある日、テレビ番組の
オーディションではじめて将来への希望を抱く。だが、警察からの思いもかけない電話で、
晴夫の運命が、突如、大きく舵を切る―。人生の奇跡を瑞々しく描く長編小説
(「BOOK]データベースより)
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この話しが、5月24日に公開されます。
そのために、カバーの上に、カバーがかかってました^^;;
感涙率9割と広告にありましたが、私は、わりとスルーで読みました^^;
以下ネタバレもありますので、未読の方は、ご注意を・・
自分の性格にも人生にも愛想がつきた主人公・春夫。自分の存在価値すら見失ってしまいかけてます。
そこに、”青天の霹靂(青空で雷がなる)”で、春夫が生まれる前の時代にタイムスリップ。
ところで、タイムスリップする前は、死んだ父親の骨壷を抱きながら、自分の親不孝を反省。
父親の優しさを思い出していたのに、タイムスリップした途端、
「未来からきたマジシャンで、知らないマジックで成功し一流になれるかも」
と、思う所が、ヘタレ男ではないかな。
せめて、年号を確認し、自分が生まれているのか?父親はどこにいるのか?
そんな疑問を持つべきだったような(それでないと、タイムスリップ前の哀しみが宙に浮く)
結末は、ハッピーエンド。読んでスッキリです。いささかライトな感じだったかな。

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