2014年07月07日

初恋料理教室

初恋料理教室 (一般書) -
初恋料理教室 (一般書) -
「初恋料理教室」   藤野恵美  著   ポプラ社
京都の路地にたたずむ古びた町屋長屋。どこか謎めいた愛子先生が営む「男子限定」の料理教室では、
今日もさまざまなドラマが起こる―。『ハルさん』の著者が贈る、滋味たっぷりのやさしい物語
 (「BOOK」データベースより)
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男子のみの料理教室。
(これは、よく聞く^^; 料理を初歩から習いたい熟年男性がふえてるとか)
生徒は、新人の建築設計者・智久、フランスでパテシエで、日本で働いていたヴィンセント、
ちょっと不思議なミキちゃん、老年にさしかかった佐伯さん。
それぞれの日常に、和食の料理がぴったりあってます。

おもしろいし、癒されます。独特の世界観。(ちょっと甘めかな)

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2014年07月03日

にゃんそろじー

にゃんそろじー (新潮文庫) -
にゃんそろじー (新潮文庫) -
「にゃんそろじー」   中川翔子  編   新潮文庫
20人の作家による、猫のエッセーと小説(短編)
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ショコタンの名前と顔と、”にゃんそろじー”という 軽い響きに魅かれて買いました^^;;
裏表紙には、割と薄い文字で、そうそうたる昭和の文豪の名前も、最近の流行作家の名前も・・

猫は、人間より当然、寿命が短いですから、”猫の死”について書かれたものが多かったです。
淡々と事実を記述しているものもあり、中には微妙に残酷なのもあります。
、「クルやお前か」のように、愛猫に死なれペットロスのようになった作家が、愛情をこめて
追悼してるのも(これは、書く事で立ち直りのきかっけになるでしょう)

私の好きな作品は、断然保坂和志の「生きる歓び」です。
瀕死の子猫を墓参りの時に見かける夫妻とそのほうか数名。カラスも狙ってる。
「誰かが拾ってくれないかと」みなが葛藤を繰り返す中、結局、主人公夫妻の手に。
拾ってからの二人は、全力で猫の看病にいそしみます。
生きる喜び=自分に命がある歓び ということを 子猫に見出します。

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猫は、自殺なんかしません。猫に限らず動物は自殺しません。生きるためのギリギリの選択だったり、
例えば 母猫が子猫を託したあと、どこか遠くに消えるのは、近親相姦を避ける本能と思います

posted by kiyorin at 01:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月01日

6月読書のまとめ

2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1922ページ
ナイス数:84ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/31357/matome?invite_id=31357

■(P[さ]5-1)家元探偵マスノくん (ポプラ文庫ピュアフル)
のんびりユッタリの展開で、こちらもユックリ読みました。いっちゃなんだけど、学校は、
日下部グループのおこした事件で、教師はてんやわんやになってると思います。
読了日:6月6日 著者:笹生陽子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/38572751

■神様の御用人 (2) (メディアワークス文庫)
おもしろかった^^)良彦と黄金の”ボケ。ツッコミ”の会話が、テンポがいいのか、
読みやすかった。御用を頼む神様達も、個性的おもしろい(まさか大国主命が、ああいう姿とはww)
読了日:6月13日 著者:浅葉なつ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/38780255

■カンタ (文春文庫)
何か、学校で”他人と違う、異質”である人は、まず、いじめられる。社会でも
ホリエモンのような先駆者は 旧い世代から袋叩きにあった。小説では、耀司が、
あるところから、お金をかせぐ事より、株式にはまっていくのが、よくわかった。
株は一種のギャンブルだね。。
読了日:6月18日 著者:石田衣良
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/38906404

■麒麟島神記 祈り巡りて花の降る (幻冬舎文庫)
麒麟という神の存在する島が、大陸をめぐるという、不思議な世界設定。
いろいろな事を詰め込んだわりに、冗長でどれも中途半端だったきがする
(例えば シャオが謀反を起こすにいたった詳しい経緯とか、)
まあまあ、おもしろかったけど、私ならこの話しなら、フォニアを主人公にしたほうが、
話しがスッキリするとおもうけど。ーー:)
読了日:6月23日 著者:山川沙登美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39044610

■十三番目の王子
難しかった^^;;。途中でわからなくなって、何度かもどって読み返した。
文章そのものが難しいのかな? で、結局、悪神は、あのケモノっぽいのでいいの?
十三番目の王子って?神使は、どうなったの? と疑問を残しつつも、ハッピーエンドで終わり。
エネミアの考え方が 常識的でホっとした。
読了日:6月26日 著者:岡田剛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39092979

■モノクローム
プロになることに七転八倒する母親ですが、ついにかなわず。その間の息子の慶吾は、
殆どネグレクト(虐待に近いです)プロになることを諦めたのなら、
なぜ息子を引き取らない??囲碁を知らなくても、楽しめます。
が、女性ならこの母親の言動に許せないものを感じるかも。
どうせなら、アマでも囲碁の道を深く追求する”さすらいの真剣氏”にでもなってればいいのに
読了日:6月27日 著者:乾ルカ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/39137123


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今月のイチオシは、「神様の御用人」 ラノベで楽しく読めます
posted by kiyorin at 00:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月18日

カンタ

カンタ (文春文庫) -
カンタ (文春文庫) -
「カンタ」   石田 衣良 著   文春文庫
下町の団地で育った発達障害のカンタと秀才・耀司には父親がいなかった。
多感な十代にバブル期を駆け抜けた彼らは携帯ゲーム会社「ロケットパーク」を設立し、
一躍時代の寵児となる。株式上場を機に、いよいよ日本一のゲームメイカー買収に乗りだすのだが…。
友を守るために命をかけた、失われた世代の物語

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まんま、ライブドアの一連の話しが、後半をしめます。

”女と金は親の仇、はやく仇にめぐりあいたい” ってとこか。。
耀司にとっては、あの傷害事件で民事で逆に訴えられると思ってもみなかったことでしょう。
その結果も無残なもんです。これは、「お金がなければ、大事な人も守れない」となってしまうでしょう。
こういう時に、持ち出しになっても、彼ら二人を保護する弁護士がいないところが、シビア。
この事例って、法の盲点じゃないかと思う。
、強盗をグループで計画するようなヤツは、
それらしくコソコソしてればいいのに・・・バカ親に都合のいいように話して、あんな民事ざたに
なったのね、

耀司が、会社を立ち上げ、いつも白いTシャツを着てる あたりから、鈍い私でも、誰がモデルか
わかりました。確か、あの事件では、死者もでたはず。。。。
まあでも、石田先生の書く小説だから、ハッピーエンドだろうと、思ってましたが。

さて、この文庫には、ホリエモン本人の解説つき。
どうしたら、上手くいったか、の アドバイスつきw
posted by kiyorin at 23:26| Comment(0) | 石田衣良 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月06日

家元探偵マスノくん

(P[さ]5-1)家元探偵マスノくん (ポプラ文庫ピュアフル) -
(P[さ]5-1)家元探偵マスノくん (ポプラ文庫ピュアフル) -
「家元探偵 マスノ君)
友達作りに乗り遅れたチナツは、なりゆきで孤高の変人ばかりが集う「ぼっち部」へ入部することに。
メンバーは、次期華道家元で探偵趣味のあるメガネ男子マスノくん、女優志望の西園寺さん、
自称・魔剣の現身の田尻くん、ネット越しでしか会話をしない正体不明のスカイプさん
。そんな超個性派集団のもとに、次々と事件が舞い込んで―。
NGワードは「一致団結」「和気あいあい」。孤独と謎を愛する人に贈る青春学園ミステリー
(「BOOK」データベースより)
********************************************************************************
チナツの報告書めいた文章で、7章でなってます。

ゆったりとした進行で、私もゆっくり読みました。
マスノくんが、なかなか^^)植物に詳しく、そこから謎をといていくあたりも、私にはツボ。
個性豊かすぎるボッチ部ですが、こういう部もいいな。
群れて楽しく過ごすのが好きな人もいば、一人で過ごしたい人もいるのかも。
ただ、学校内では、一人で過ごすことは、結構な精神力と、居心地の悪さに耐えねばなりません。
そんな時のボッチ部・・・これも一つの仲間といえば仲間。チナツが危険な場所に出かけたことを
しって、あわてて追いかけていったのだから。

要するに、仲間としての縛りと協調性が、どこまでかってところなのだろう

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数日前、目のトラブルで、本が読めない状態でした。やっとなんとかなったけど、
結局、老眼鏡の度数の高いにしました トホホ・・・
posted by kiyorin at 00:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

5月の読書のまとめ

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1531ページ
ナイス数:105ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/31357/matome?invite_id=31357

■青天の霹靂 (幻冬舎文庫)
泣けませんでしたが、いいお話でした^^)現代のメルヘン?ちょっと軽い感じがしましたが。
映画になるそうですが、多分、原作をこえていい話になる感じがします。この本はその下書きのような。・・
読了日:5月1日 著者:劇団ひとり
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37611514

■幸せな嘘 (小学館文庫)
う〜〜ん。おもしろかったけど、三流韓国ドラマ?ベタだけど。続きがきになってるうちに
、読了した。仕事のすっぽかしは、あれはよくない。自己嫌悪するなら謝罪しろ!ってとこで。。
読了日:5月3日 著者:きむらゆういち
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37671775

■星の羅針盤 (サラファーンの星)
確かにおもしろかった^^)けど、波乱万丈の事件をスルーや過去語りにして、平和生活の
描写ばかりで、もったいないような・・・しかも、物語の本筋にまだ入ってないし^^;;;
長い物語の2巻目を読んだ感じです
読了日:5月7日 著者:遠藤文子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37813606

■階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)
「青春物を読んだ!!」というまさに、王道の話し運びでした。で、とてももしろかった^^)
主人公達が、それぞれ、すこしづつ成長していくのがいい。あと、歌詞の英語を崩したんだろう、
ひらがなの歌詞に爆笑。この部分を英語で書くと、”高校生の軽音楽部”という雰囲気が
なくなってしまってたかもね
読了日:5月15日 著者:越谷オサム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/38008910

■書店ガール 3 (PHP文芸文庫)
今回は、理子は新しく傘下に入った書店のリニューアル、亜紀は経済書などのフロアで奮闘します。
もちろん、書店ならではの話しも満載ですが、仕事上で悩む よくある問題に二人が取り組みます。
亜紀は、畑違いの経済書などのフロアで、よくわからず苦戦します。自分の不得意な分野に
異動になることは、よくありそうなことです。理子は、外様の上司である自分をなんとか
馴染ませようと苦心。そこから、3.11後の 自分達のあり方を模索することに。
期待通りおもしろかった。是非、続いて欲しいシリーズです
読了日:5月20日 著者:碧野圭
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/38164097


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5月のおすすめは、「階段途中のビッグノイズ」 
青春ものの王道ですし、ハッピーエンド。気楽に楽しく読めます^^)
posted by kiyorin at 23:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月15日

階段途中のビッグ・ノイズ

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫) [文庫] / 越谷 オサム (著); 幻冬舎 (刊)
「階段途中のビッグ・ノイズ」 越谷 オサム 著  幻冬舎文庫 
軽音楽部の廃部を取り消せ!優柔不断が玉にキズの神山啓人は、猪突猛進型幽霊部員の九十九伸太郎に
引きずられて行動を開始する。目指すは文化祭での一発ドカン!!のはずが…。
周囲の冷たい視線、不協和音ばかりの仲間達、頼りにならない顧問。そこに太ももが眩しい同級生への
恋心も加わって―。啓人達は見事にロックンロールできるのか
(「BOOK」データベースより)
*********************************************************************************
おもしろかった^^)の一言かな。予定調和というか、安心して読めます。

物語も後半をすぎたあたりから、残ページの厚さをみて、まだ一波乱あるなとは、思ったけど、
お約束どおりのカトセンでしたwwww
学校内での登場人物も、役割があって、悪役ぽい森先生、守ってくれる校長先生、モーレツ部活の
中原顧問、なぞ〜なカトゼン。に主人公らが憧れるマドンナ、やっかむ同級生。
お決まりなんだけど、そこがいい。

レビューで、「校長が都合よすぎる。結局、大人に守ってもらえるから出来た」
という趣旨の話しもでてました。
もし、校長が厳しくて 守ってもらえなかったら・・・例えば、最初の決定を覆さなかったら・・
たとえ一人でもまじめに部活動をしてた生徒がいるのだから、他の教諭から軽音部を擁護する
発言があったと思います。
まあただ、高校生までは、大人に守られた生活を子供たちはしているという 大原則がある。
なにせ未成年だし、確かに厳しい先生もいるけど、社会の厳しさにくらべたら 揺り篭です。
制限はあるけど、ある面フリーな時間をもっている高校生達が、目一杯自分の好きな事に
没頭できるのは、素晴らしいことと思いました

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posted by kiyorin at 00:22| Comment(0) | 越谷 オサム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月07日

星の羅針盤  サラファーンの星

星の羅針盤 (サラファーンの星) [単行本] / 遠藤 文子 (著); 東京創元社 (刊)
「星の羅針盤  サラファーンの星」   遠藤 文子 著  東京創元社
戦火を逃れ家族とともに母の故郷に身を寄せていたリーヴは、村はずれの森で紫の瞳の
不思議な少女に出会う。その出会いが世界の運命を変えることに…。
平和を願い暗黒に立ち向かう少女の姿を描いた異世界ファンタジー。
(「BOOK」データベースより)
***********************************************************************
・・なんというか^^; 何巻にもなるファンタジーの2巻目を 取り出しだした感じ?
状況説明は、帯と表紙の裏の説明だけで、もちろん、話しの中でも出てくるけれど、
その内容が、まさに波乱万丈で、「簡単な説明をなぜ、一巻目にしないのか?」と思いました。

で、物語が始まると、ジョザを中心に魅力的な人物ばかりだけど、本の前半くらいは、避難先
での叔父宅の平和な生活で、おもしろかったけど、もったいなかった。
フォーディル(避難先)までは、冬の雪原を馬車での旅だけど、大人の男なしでの旅行、
きっと大変だったと思う・・・そこは、軽くスルーされてた。

帯の推薦文通り、読み出したらとまらなかったけど、(きっと登場人物の魅力のおかげ)
物語自体は、まだ、本筋にはいる前のプロローグってとこ。
で、旅にたつわけでもなく、ジョザが何かを決心するわけでもなく話は、唐突に終わります
で、なんの説明もないし・・・「これって続きがちゃんと刊行されるのか??」って
不思議です。多分、続きは、売り上げしだいなのでしょう。
でも、それって、出版社の姿勢としてどうなのか?
二千年前の古代帝国の話とか、約10年前のキルギスの侵攻の話しといい、本筋に入る前に、
出版して 時代をおいての連作という形もありと思うのだけど。

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posted by kiyorin at 19:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月03日

幸せな嘘

幸せな嘘 (小学館文庫) [文庫] / きむら ゆういち (著); 小学館 (刊)
「幸せな嘘」   きむら ゆういち 子  小学館文庫
「二人だけの秘密の出来事が人気のドラマになっている」西の果ての港町。ハナミズキが
美しい町で育った池永琴美は、バー「ドッグウッド」に突然現れた新しいバーテンダー、ヒサノリと
恋に落ちる。一緒に出かけたテーマパーク、願い事をかけた流れる雲、そして自分たちを取り巻く
人間関係まで、そっくりそのままテレビで放送されている。「なぜなの?」琴美の抱いた疑問は、
付き合い始めた恋人ヒサノリに向けられていた。
ベストセラー『あらしのよるに』の著者がはじめて手がけたスリリングで
ハートウォーミングなラブ・ストーリー
(「BOOK」データベースより)
**********************************************************************************
なんていうか・・・一時代前のラブストーリーのような・・^^::
劣化した「君の名は」か、三流韓国メロドラマのような。^^;;

ハッピーデンドで、主人公もその恋人も ”いい人”ではあるので、まあそこそこ
おもしろかったです。

*ここからは、ネタバレで。

まず、シナリオライターは、一種の作家であり、視聴率をとらなければいけない という大命題に
とりつかれてる限り、主人公・尚紀の産みの苦しみは、他のライターさんもまさに同じでしょう。
それを、”逃げる”にことかいて、遠くまで行ってしまうとは、びっくり。
作家と違い、オンエアが予定されてるシナリオであれば、迷惑する人も多いはず。
なぜ、彼は、関係者に謝罪しなかったのか?もしくは、せめてシナリオだけでもかけなかったか?
どちらもせず、失踪しそこで何食わぬ顔で生活するのは、ありなのか?
彼は、自分が”一流ライター”であることを捨てられなかった
(後で、実は上司にあたる釜田が、「やっと使い物になるレベル」とわかるのだけど)

彼の現実逃避は、琴美に過去を告白する場面でも、何度も繰り返されます。
ロマンチックに告白の場所を「5日後のレストランで」なんて、琴美と約束します。
現実逃避+いいかっこしい だな。男の人にありがちかも。
最後は、TV局関係者が尚紀を連れに来た時。この時に琴美を連れてきて
紹介し、ついでに過去も話してしまう。って手があったのに。

琴美は、ちょっとありえないくらい 現実を知らない。
「これって私と彼の事?」と疑念をもつテーマパークでの二人の出来事は、テーマパークにきた
カップルが ほぼ同じコースをたどると思う。そこで つまづくか?ってかんじ。
テーマパークでは、もっと突飛な出来事をいれたほうが、おもしろかったのに。
これは、作者自身が、そういう経験をしたことがないのでしょうと、想像できる。

ただ、物語にあったように、実際にドラマ化して、他にいろいろ肉付けすれば、そこそこ
おもしろいドラマになったでしょう。

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posted by kiyorin at 13:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月読書のまとめ

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2987ページ
ナイス数:112ナイス
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■銀の匙のサンバ富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)
短編で、あっという間に読了。おもしろかったのは「わが道」 M響の常任もやめ、
指揮者としてはアマのフジミだけの指揮のみの時期のケイの話。変人3人の物語もよかったけど、
この時期、ケイはこう考えていたんだと、納得。ノンビリと楽しみつつも、働いていないという
後ろめたさと、自分の音楽にかける情熱が少し冷えていることに気付き、それは、あっと驚く提案を
本気で考えることに・・・番外編から、第八部にいきそうなネタです。
読了日:4月2日 著者:秋月こお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/36887168

■光待つ場所へ (講談社文庫)
「しあわせのこみち」でつまづきました。。後は、まあまあかな。「樹氷の街」が、
お気に入りです。いろんな作品のスピンオフということでしたが、じゃあ、もとの作品を読んでみよう
 という気にはなりませんでした。 松永君の物語だったら、読んでみたいかなw
読了日:4月4日 著者:辻村深月
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/36952151

■朧月市役所妖怪課 河童コロッケ (角川文庫)
これは、ラノベの部類かな。おもしろかったです。都合のいい妖怪はでてくるのも、
まあいいか。。というかんじ。”人面橘”おもしろい^^)言葉を教えれば覚えるような設定だと、
かわいいかも。子供の心をミニカーを贈ることでつなごうとする父親。
そんな父親を子供は”試してる”所もあるかも。
離婚する前の父子関係が希薄だったせいなんじゃないかな。ちょっとかわいそうでした
読了日:4月7日 著者:青柳碧人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37031560

■黄昏の百合の骨 (講談社文庫)
できれば、「麦の海に沈む果実」を読んだ後で読むと、10倍楽しめます^^)これはこれで、
ミステリーで、一気に読了しましたが、”麦の〜”を読んでいると、ちょびっと出てくる主人公の
婚約者や父親(オネエの校長先生)が よくわかります。
読了日:4月8日 著者:恩田陸
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37055135

■ピリオド
読む人によって、感想がかわりそう。それにしても、兄も杉浦もダメ男ぽい。
かといって、女性のほうの志乃も今一かな。最後で葉子が写真の追求にめざめ、志乃には
言いたいことをいったあたりが、スッキリしました。
読了日:4月14日 著者:乃南アサ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37184595

■給食のおにいさん 進級 (幻冬舎文庫)
おもしろかった^^)シリーズ化にしたんだから、後、せめて、2,3冊は読みたい。
パステルママの主張には、唖然としました。
読了日:4月15日 著者:遠藤彩見
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37205605

■もういちど生まれる (幻冬舎文庫)
翔多の話が好きです^^)チャラいけど、むやみに人を見下したりしない性格がいい。
読了日:4月24日 著者:朝井リョウ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37424480

■北海道民のオキテ
北海道生まれ・育ち(内地wに出たことなし)の私は。
読んで、「え?これって普通じゃないんだ?」と感心。特に言葉の ”押ささる”とか
”書かさらない”とか、普通に使ってました^^;;単語については、若い人には、
なじみのない言葉もあるかも(”ちょす”とか”あずましくない”とか)
読了日:4月25日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37447501

■風の王国 (集英社文庫)
コバルト文庫の作品を、一般の文庫でだしたそうです。やるな。コバルト。
コバルトって、本格派の物語もあるんだね。これは本格ファンタジー。読み応えありました。
コバルトでは27巻までいったシリーズとか・・こっちの文庫でも、サクサク出版してほしいです^^)
読了日:4月26日 著者:毛利志生子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37467743

■ショートショートの花束 6 (講談社文庫)
ピースケ・ロス症候群が、よかったです。
読了日:4月29日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/37580505


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4月のオススメは、「ショートショートの花束6」かな。安定しておもしろいシリーズです。
気楽に読めて、最後でニヤっと出来る 気分転換にもってこいです。
posted by kiyorin at 00:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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