金の王と銀の許婚〜神の眠る国の物語〜 剛しいら 著 ビーズログ文庫”婚約期間を終えて、互いの距離を深めつつあるパールとアレン、いよいよ結婚
・・とはいきませんでした。ウラルは戦後復興のために財政的な余裕もない
、アレンから告げられたのは、「1年間の婚姻延長」
パールは、激しくおちこみます。1年間は王妃教育を受ける ということで
なんとか二人の仲は、こじれずにすみました。
その王妃教育の一つで、訪れた孤児院で パールの意外な一面が見えます
戦災孤児となった子供達に、パールは とても親身にやさしく接しました。
この事が、「ただ結婚をまつだけの姫」から「人のために行動する姫」に
そんなとき、ザクセン国から、諸国漫遊中のザハード皇子がたちより、パール
に一目ぼれします”
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金の王、銀の姫シリーズ2作目。
1作目が、前のシリーズの外伝のようだったので、2作目を読めてうれしい^^)
一言でいうなら 「アレン、パール、ザハード」の成長物語
でしょうか。
アレンも 「王として・・」と気負いすぎて、案外、幼いというか純粋です
ウラル国を 敗戦から あきらめずに再興したのは、妹のシーナ姫の力に
負う部分が大きく、アレンは、ほとんど寝ていたと同じですから
パールは、”愛情の足りなさとむなしさを、贅沢をすることで、気を紛らわしている”
って、とこなんでしょう。
自分が 孤児院の子供のために何か出来るとわかると、人が変わったように
生き生きしてきました
ザハードは、価値観の違うザクセンの皇子ということで、
アレン曰く「言葉がつうじない」くらいトンチンカンです
もし、ウラル国が平和で、アレンも皇子なら、もっと穏やかに分かり合えたかも
彼の父(ザクセン王)は、賢王のようですが、皇子のとりまきは、
”宝石で、財力で人をなんとてもできると豪語する
ホリ○エモンのような人”ばかりだったかもしれません
そんな人たちから、生き方を学んでしまったのかも
ウラル神がちょこっと出てきて、説教するのですが(オジンくさいww)、ザハードは「それは初耳だ」くらいの感覚でしたww
ザハード皇子、私、結構、ツボです^^;
こういう 天然お坊ちゃまが、諸国漫遊してるのですから、それはそれは
おもしろい体験もするかもww
別シリーズたてて、「ザハード漫遊記」書いてくれないかしら? 剛しいら先生☆☆♪
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posted by kiyorin at 00:54|
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剛 しいら
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