2006年10月31日

金の王子と金の姫

金の王子と金の姫  剛しいら 著 B’sLOG文庫

いわゆる、ヒロイックファンタジーです。

主人公のシーナ姫。国は隣国の奇襲にあい、命からがら逃げます。そこで、”神様のウラル”と出会い、隣国に逃れます。

詳しい内容は、読んでのお楽しみ。
続き物ですけど、1冊だけでも十分楽しめるようになってます。

「剣の稽古をするような活発なシーナ姫が、ゴート王とダンスを踊りたい」と、変わる心情がよくわからない。とか
「兄の姿形をしているシーナなのに、幼馴染のミトリにはすぐシーナ姫とわかってしまう」など、ちょっとご都合主義な点もあります。

それでも、おもしろい^^)95点

剛しいら先生は、BL系で有名だけど、こういう話もかけるのね
(っていうか、いいかげん それ系統の話を書くのは飽きたのかな)
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2007年04月17日

金の王子と黒の魔道士 〜神の眠る国の物語

金の王子と黒の魔道士 〜神の眠る国の物語  剛 しいら 著 ビーズログ文庫

シリーズ3作目。このシリーズって、「神の眠る国の物語」ってシリーズだったのね。^^;

今回は、ウラル神が、アゼルというオオカミ使いと戦いになります。銀の悪魔・ハイル王の屈折ぶりも、なかなかみものでした。

ウラル神とは、何者か?神のようだけど、これは”指導者”に近いのでしょうかね。まあ、シリーズの最後にタネあかしがあるでしょう。

瑣末なことですが、
「ハイル王は、森を破壊しオオカミを狩る」とウラル神がアゼルを説得します。
方便として用いたのかと思ったら、
シーナが「オオカミの住む森を守る」と、後半で、力説していました。

まあ、確かにそういう面もあるのでしょうけど、1,2巻にそれなりの伏線があってもよさそうな気がしました。王国の復興がシーナの願いだったのに、彼女は変わったのかな?
環境保護は、大事なテーマだけど、なんとなく”とってつけたような”印象を受けました。

まあでも、おもしろかったし、楽しめました^^)
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2007年07月18日

金の王子と青の軍団

金の王子と青の軍団  剛しいら  B'sLog文庫

神の眠る国の物語 シリーズ4作目です。
今回は、ハッシュウィル軍と戦争することになります。1回で完結はせず、まだまだ続きますね。この分だと。

ハッシュウィルが好戦的な理由は、国の貧困にあるようですが、これもよくある話でしょうか

今回、ウラル神が珍しく、後半ですごい反省します。
神といっても、ウラルは段違いの知的生命体 といってもいいんですけど

それにしても、自分の王に対立するハイル王子の生い立ちなどが気になるのですが、そこはまだ、謎のままで終わりました 
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2008年03月02日

金の王子と金の王〜神の眠る国の物語

金の王子と金の王〜神の眠る国の物語  剛 しいら    ビーズログ文庫

ひさびさ〜〜のこのシリーズ。
間に違うシリーズが2本あったので、「また、最終巻を買いそこねちゃったかな?^^;」と残念に思ってました。
次巻で最終巻だそうです。

この巻で、ウラル神の故郷の様子が、ちょっとだけ出てきます。
もし肉体を持たない こういうウラル神のような状態に人間がなったら?それは、進化?かな

(確か、スタートレックに純粋なエネルギーだけの生命体のとの接触の話しがありました)

今回は、アレン王子がみどころでしょうか。

剛しいらさんは、BLで活躍していただけあって、例えば、ハウル王子の葛藤とか、アレン王子とミトリのやりとりとかは、とてもすんなりとくるのですが。。。。。。。まあいいか^^;
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2008年03月17日

金の姫と金の王〜神の眠る国の物語〜

金の姫と金の王〜神の眠る国の物語〜  剛しいら  ビーズログ文庫

2月続けての刊行で、この巻でこのシリーズは最終回です。
私にとって、剛しいらさんは、BLのイメージが強いのだけど、最初は、ギクシャクしていたような話が、中間になって、しっかりファンタジーになってきました^^)

おもしろかった

次回作も、是非、ファンタジーで・・

極悪非道のハイル王子、最初から最後まで ハウル神以外の誰にも愛されることなく、終わりました。

ちょっとは、かわいそうか。
彼なりに、自分の国を考えていたのだから。

ハウル神がどうなるのか。それは、読んでのお楽しみかもしれませんので、ここではノーコメント^^)
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2008年08月21日

いきなりケモノ姫 美男王の受難

いきなりケモノ姫 美男王の受難  剛 しいら  ビーズログ文庫

内容は、題名のとおりですww  主人公がいきなり動物に変わる呪いを魔女から受けてしまいました。
しかも、その呪いを受けた人にさわると、移るという まるで悪質な病気

主人公・ディアナの幼馴染で婚約者でその国の王様・ヘルムートは、”いい男ばかり誘拐していく魔女”にさらわれ、ディアナは、ごく少人数で、救出に向かうのですが・・

そこで、教皇の軍が自分たちに向けられ、その理由に愕然とします

剛しいらさん、たしか、BLでは、結構、男っぽい文体だったきがしますが、そこは、さすが作家さんですね
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2008年12月18日

いきなりケモノ姫〜魔女の誘惑

いきなりケモノ姫〜魔女の誘惑  剛しいら  ビーズログ文庫

悪い魔女・ミカエラに魔法をかけられ、昼間は馬の姿になる主人公、ディアナ
シリーズ2巻目では、4人の騎士、一人の魔法使い、侍女、弟 
の一行で、魔女・ミカエラの城へ向かいます


1作目では、「え??変身はいいけど、馬かい?」
って思ってました。
カッコ悪いとまでは言わないけど、主人公だしヒロインだし・・
(馬に変身した理由は、ちゃんとあるのですが)

作者さんが、あとがきで 
「強くてけなげに頑張るヒロインが好きです」
とありました。
そういう点で、剛しいらさんとは、フィーリングがあうのか、このシリーズも私好みです^^)


今回は、ミランやニコラスの生い立ち。
ミカエラの過去、子供のドーラとトーマの秘密も出てきます
主人公達を追う、モーラスは、実は馬オタクで ちょっと笑えました

甘いだけのファンタジーではないのですが、それほど重い描写もなく
ほどほどで、おもしろい ってところでしょうか
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2009年04月14日

いきなりケモノ姫  聖騎士の葛藤

いきなりケモノ姫  聖騎士の葛藤  剛しいら  ビーズログ文庫

1月に刊行され、読もうとしてるうちに、本のつん読山に埋もれてたらしい^^;;。シリーズは、3月に発売された4冊目で完結。
それにしても、3月のビーズログの新刊、本屋でチェックした覚えがないんだけど・・・

魔女ミランダの城から、案外、すんなりと脱出できました。
万能に思える性悪魔女の城から、逃げ出そうと試みる人もいなかったのね。脱出には、ミランダの子供、ドーラが大きな働きをします
二重人格のような、男の子のトーマもティアナ一行に合流。

シリーズ3作目は、ファイナルにむけて、いろいろ盛り上がっています

面白かったのは、ドーラとトーマ
ニコラスがトーマを教育したようだけど、ドーラはほぼ野生児。ww
ティアナ達とであったことで、人間(?)一から勉強してます。
みたいな所です。

隣国のソマルの国王は、最低ですね。
ただ、現実問題を考えると、例えば、新型ウィルスが大流行したとき、いわゆるパンデミックね。
流行した地域を封鎖する くらいは、どこの政府でもやりそうだ

本屋で最終巻を探してみるかな〜〜見つかるかどうか〜〜
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2009年04月23日

いきなりケモノ姫  花嫁の凱旋

いきなりケモノ姫  花嫁の凱旋  剛 しいら  ビーズログ文庫

シリーズ最終巻です

ミカエラとの最終決戦、苦戦です。死も覚悟するくらい。
戦いの最中に ケモノと人間が 逆転して交代し、それがいい方向にむかいますが、それでもまだまだ。
ミカエラとの魔法決戦は、ドーラによるところが多いのですが、いつのまにやら、キズを治す魔術師 相手の魔力を奪い人に与える魔術師やら、幻をみせる魔術師。ここにきて急に登場します
なんか、唐突かも

ドーラとトーマは、無事(?)それぞれ軟着陸してめでたしめでたし

ミカエラは・・しょうがないでしょう・・最後まで改心しなかったのだし。あの姿になってかえって幸福だったかも

後半、飽きました。ちょっと冗長というか。
初夜を前にしてのディアナの戸惑いも唐突だし、城にいって魔術書をさがすくだりも、外伝っぽい。

戦いが終わった時、ドーラ、ダンカン、3人の魔術師と、主人公達が会う様子がないのが、ちょっとね。なぜ??ってかんじ。
いきなり ヘルムートと花嫁の凱旋の場面になるのは、とまどった
かたすかし を くらったような

ミランもあれだけ一緒に行動しながら、最後、ちゃんとお別れをいわないで立ち去るのも、よくわからない

後日談のような話しを加えるより、戦いが終わった直後の、描くべき場面が一杯あったとおもうのだけど・・どうんんざんしょ、そこんとこ
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2009年08月18日

金の王と銀の許婚〜神の眠る国の物語〜


金の王と銀の許婚 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)

金の王と銀の許婚 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)

  • 作者: 剛 しいら
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2009/08/12
  • メディア: 文庫





金の王と銀の許婚〜神の眠る国の物語〜  剛しいら 著  ビーズログ文庫

”婚約期間を終えて、互いの距離を深めつつあるパールとアレン、いよいよ結婚
・・とはいきませんでした。ウラルは戦後復興のために財政的な余裕もない
、アレンから告げられたのは、「1年間の婚姻延長」
パールは、激しくおちこみます。1年間は王妃教育を受ける ということで
なんとか二人の仲は、こじれずにすみました。
その王妃教育の一つで、訪れた孤児院で パールの意外な一面が見えます
戦災孤児となった子供達に、パールは とても親身にやさしく接しました。
この事が、「ただ結婚をまつだけの姫」から「人のために行動する姫」に
そんなとき、ザクセン国から、諸国漫遊中のザハード皇子がたちより、パール
に一目ぼれします”


***************************************************
金の王、銀の姫シリーズ2作目。
1作目が、前のシリーズの外伝のようだったので、2作目を読めてうれしい^^)

一言でいうなら 「アレン、パール、ザハード」の成長物語
でしょうか。
アレンも 「王として・・」と気負いすぎて、案外、幼いというか純粋です
ウラル国を 敗戦から あきらめずに再興したのは、妹のシーナ姫の力に
負う部分が大きく、アレンは、ほとんど寝ていたと同じですから

パールは、”愛情の足りなさとむなしさを、贅沢をすることで、気を紛らわしている”
って、とこなんでしょう。
自分が 孤児院の子供のために何か出来るとわかると、人が変わったように
生き生きしてきました

ザハードは、価値観の違うザクセンの皇子ということで、
アレン曰く「言葉がつうじない」くらいトンチンカンです
もし、ウラル国が平和で、アレンも皇子なら、もっと穏やかに分かり合えたかも
彼の父(ザクセン王)は、賢王のようですが、皇子のとりまきは、
”宝石で、財力で人をなんとてもできると豪語する 
ホリ○エモンのような人”ばかりだったかもしれません
そんな人たちから、生き方を学んでしまったのかも

ウラル神がちょこっと出てきて、説教するのですが(オジンくさいww)、ザハードは「それは初耳だ」くらいの感覚でしたww

ザハード皇子、私、結構、ツボです^^;
こういう 天然お坊ちゃまが、諸国漫遊してるのですから、それはそれは
おもしろい体験もするかもww
別シリーズたてて、「ザハード漫遊記」書いてくれないかしら? 剛しいら先生☆☆♪

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2010年01月14日

夜を待つ姫君〜スワンドール奇譚〜


夜を待つ姫君 ~スワンドール奇譚~ (B’s‐LOG文庫)

夜を待つ姫君 ~スワンドール奇譚~ (B’s‐LOG文庫)

  • 作者: 剛 しいら
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2009/12/14
  • メディア: 文庫




「夜を待つ姫君」  剛しいら 著  ビーズログ文庫
出生に謎を持つ少女・アンナは、深い森の古城で何の不自由もなく
健やかに育てられた。
育ての親で城の主・ジュリアン・ザビエル侯爵は、「奇病に冒されている」
ため、滅多に外出もせず、食事はワイン一杯のみ。
ジュリアンの正体に疑念を抱くアンナだったが、成長するにつれ彼への
深い愛情にどうしようもなく惹かれていく。
一方、軍部の謀反により混迷するスワンドールでは、王族の唯一の生き残り
がいるとい噂が囁かれて・・
  (裏表紙 より)

***************************************************************
スワンドールという国で、吸血鬼のジュリアンとアンナの物語。

ネタバレ的にいうなら、ジュリアンは吸血鬼で、使用人から若干、採血
して生きている。まわりは、同じ吸血鬼のブルムと、使用人のアルフォンソがいるくらいで、(あとその他大勢の使用人と)、うっかり赤子を拾い、気まぐれで育ててしまう事が、物語の発端。

何百年も生きると、精神エネルギーというべきものが、
枯れてくるのかな。
子供がいることは、ジュリアンらの生活にも活力を与えたようです。

政情が不安定な時期に、ブルムがアンナの出自を、
首都で周りにもらし、ゴタゴタに巻き込まれます。
彼の言い分はもっともなんですが。・・・

ところで、アンナですが、結局、彼女は 育ての親は、ジュリアンと
いっても、会う時間帯が短いから、彼女を育てたのは、乳母、イボンヌ、とアルフォンソでしょうか

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シリーズ化されるようで、スワンドール奇譚第二巻が、18日に発売されるようです
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2010年01月23日

針の魔法  スワンドール奇譚


針の魔法 ~スワンドール奇譚~ (B’s‐LOG文庫)

針の魔法 ~スワンドール奇譚~ (B’s‐LOG文庫)

  • 作者: 剛 しいら
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2010/01/18
  • メディア: 文庫




「針の魔法〜スワンドール奇譚」  剛しいら 著  ビーズログ文庫

スワンドールにある「オズモンドの被服工場」で、元気一杯に働く
主人公・マリアンネの夢は、仕立師になって素敵なドレスを縫う事。
ある日、運命的に出合った気さくな准侯爵ハリィ・ソルジェに好意
を抱きつつ、身分の違いに躊躇も・・・。
そんな中でハリィとの楽しい時間と、恋心に悩むマリアンヌの元を
訪ねたのは「夜の女王」
その類まれなる才能を見込まれたマリアンネは、彼女からの魅力的な
提案を持ちかけられるのだが・・・
 (裏表紙より)

**************************************************************
まあ、あらすじとしては、↑大まかは、あっているかもだけど。。。

スワンドール奇譚、第二弾。
今回の主人公は貧しいお針子のマリアンヌです。
小さな時から、家族のため、自分のために 下積みからお針子の修行。
彼女はとても器用で、仕事のノルマをこなし、その空いた時間で、図書館へ行き勉強をする努力家です。
もちろん、図書館で被服関係の勉強もします。
そんな彼女ですから、身分違いの恋心に悩む って箇所は、殆どないです。
恋心がない・・^^;というよりは、ハリィの事は、まるでスターの様に 憧れていたようです。
「夜の女王」は、最初の巻で出てきた 吸血鬼の女王です。
で、魅力的な提案とは、彼ら夜の一族のドレスを作ること。
歴史を知り抜いている彼らから、その知識もほしかった。
ハリィ・・ここでも眼中外かも。

とてもおもしろかった^^)主人公の素直で真面目な所が高感度max
爵位を捨てて マリアンヌと結ばれるあたりは、
ちょい強引なきもしたけど
もうちょっと話しをふくらませれば、もっとおもしろくなりそう。

社会派弁護士ハリィは、貴族制度に不満をもっていたとかね。
家族やまわりからも、大顰蹙を買うとか。
そうなると別のお話しになるですね。

若干軽いけど、充分すぎるくらいおもしろくて楽しめました。
第三弾も期待できそう

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2010年04月06日

華の皇宮物語  帝の花嫁


華の皇宮物語 帝の花嫁 (ティアラ文庫)

華の皇宮物語 帝の花嫁 (ティアラ文庫)

  • 作者: 剛 しいら
  • 出版社/メーカー: フランス書院
  • 発売日: 2009/11/05
  • メディア: 文庫




「華の皇宮物語  帝の花嫁」  剛しいら 著  ティアラ文庫

国中の乙女を集めた後宮で、皇帝の愛したのは一人だけ!
幾万とある宮中の書物が読みたくて、妃候補になった嶺花は、
望まずして新帝の正妃に選ばれた。
彼女の聡明さに惹かれる皇帝。彼の純真さに心惹かれる嶺花。
しかし、嫉妬心を抱く他の妃や宮廷の者たちが、二人に反感を募らせ
ついに、嶺花の暗殺未遂事件が!
嶺花を守るべくかけつけた皇帝は、国をも変える重大な決意をする。
 (裏表紙より」)

************************************************************
シリーズ2作目(確か、剛さんにしては・・今一だった1巻目)
ネタバレで書いてしまうと、嶺花が毒殺されそうになったのは、
後宮にまつわる もっと暗い過去がらみでした。
そこらへんのやりとりで、敵方の人物像があまりハッキリしていない
印象をうけました。
深く陰謀を長引かせたら、もっと私好みになるかな^^;

この物語は、「彩雲国物語」と 一致する部分が多かったです。

・新皇帝は、やすらぎをもとめ、主人公の嶺花に 昔話をしてもらううちにそのまま寝てしまう
・「陛下ではなく名前を呼んで欲しい」と嶺花にお願いする
・そのうち 朝食をともにとるようになる
・嶺花の暗殺されかかる

後宮物語って、どうしても似通ってしまうのは、仕方ないでしょう
「彩雲国物語」の1巻目のほうが、読んでいて断然おもしろいけれど。

「華の皇宮物語」は、閨の技術指導やら 宦官のセクハラやらがエロを
通り越して えぐい。好き嫌いが分かれる物語かも。
特に宦官・宝明が、後宮の警備隊長・秀麗に対しては、読みだして
ムカついたので、大幅に飛ばし読み

”みんないい人”の彩雲国物語より、
後宮の実態は、こっちのほうがまだ、リアルかも

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出版メーカーって、あのフランス書院か・・^^;どうりで
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2010年12月01日

姫を守る姫〜スワンドール奇譚〜

姫を守る姫 -スワンドール奇譚- (B’s‐LOG文庫) [文庫] / 剛 しいら (著); ...

「姫を守る姫〜スワンドール奇譚〜」  剛 しいら 著  ビーズログ文庫

王女を守る姫騎士団・アルルは、幼い頃より剣を愛する変わり者の姫君。
そんな彼女の天敵は、生真面目は王騎士団の団長ジュリアス。
なんと彼は姫騎士団の解散をもくろみ、マリーナ王女の結婚話を持ち上げた。
絶対阻止したいうアルルと成功させたいジュリアス。
二人の争いはやがて、騎士団はおろか国を書き込む大騒動へ。!!
その一方、マリーナ王女には「夜の女王」にかけられた呪いがあって・・・
流れる歴史とともに、さまざまな恋を描いたスワンドール奇譚、第三弾!!

************************************************************************
マリーナ姫が、「夜の女王」に呪いをかけられたのも、もとはといえば、おばかな王様が、
皇太子時代に 「夜の女王」に諌められたのが原因。

スワンドールにとっては、「夜の女王」は、ほぼ伝説化していて、

”マリーナ姫が15歳になったら夜の女王に連れて行かれる”

という王様が恐れている事も、現実主義のジュリアスにとっては、「ありえないね」というとこでしょうか。
国中の男女が、争うのは「やりすぎかな」とも思ったけど、結果はハッピーエンドだからまあいいか
一種の、童話のようなお話です
(シリーズですが、一冊一冊が独立しているので、どこから読んでも大丈夫)

個人的には、カイヤ皇太子の苦難時代とかの話のほうが、好きかも

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2011年01月26日

巣籠の歌姫〜スワンドール奇譚

巣籠の歌姫 -スワンドール奇譚- (B’s‐LOG文庫) [文庫] / 剛 しいら (著); ...

「巣籠の歌姫〜スワンドール奇譚」  剛 しいら 著  ビーズログ文庫

父の亡き後、継母によって隣国スワンドールの歌劇場に、売られてしまった
エリナ。その歌声は天使のように美しく、歌劇場を暗闇から見守る
魔物・プルムをも魅了し、エリナは稀代の歌姫に成長した。
毎晩、歌劇場を訪れる皇太子・ジャンクロードも、そんなエリナの虜になった
一人。未だ許婚もいない彼(皇太子)は、歌姫になる前からエリナを見続け
その思いをつのらせていた。
ある夜、皇太子に呼び出されたエリナは、温室の中に作られた鳥篭にとじこめ
られてしまい・・・・・。
スワンドールを舞台にした一組の恋物語シリーズ

*****************************************************************
スワンドール シリーズ、4作目。

いわゆるシンデレラストーリーのようなものかな。
だから、読んでいても安心できるし、読後感も(物足りないけど)爽やか

声だけに恋して あんな事までする皇太子も、バカ王子だし
そんな王子に監視もつけていない両親も、バカ親
でもって、冷酷な両親ならば、エリナの命は、なかったかも
”息子の将来の邪魔になりそうな身分の低い歌姫は、抹殺・・”

無事に結婚も出来たし、義母と和解もできたし
御伽噺として、なにか、ホっとする物語でした

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2011年02月24日

12粒の宝石姫  月は惑わす

12粒の宝石姫 -月は惑わす- (B's-LOG文庫) [文庫] / 剛 しいら (著); (イラスト/カバー)サカノ 景子 (イラスト); エンターブレイン (刊)

「12粒の宝石姫 -月は惑わす-」  剛 しいら 著  ビーズログ文庫

「女は愛の試練に耐えられるのか」・・・・事の始まりは、天上界の女神と
男神のつまらない口喧嘩。女神は恋する乙女たちの心の強さを証明するため、
男神ととんでもない賭けをすることに!
下界の乙女たちに試練を与え、それでも彼女たちは愛を成就させられるか、
というもの。
不運にも選ばれてしまった乙女たちは、”恋の試練”を乗り越えられるのか?

剛しいら×豪華イラストレーター陣が贈る、誕生石にまつわる珠玉の
ラブストーリー集!
ガーネット他、1〜6月の「宝石姫」を収録

********************************************************************
3月に、後半 7月〜12月の宝石姫の物語、刊行されます。

物語は、「うmmmmm」となるような、私には激アマのラブストーリー
語り口をかえると、御伽噺として おもしろそう

ガーネット、アメジスト、珊瑚、ダイヤモンド、エメラルド、パール
の6つの短編で成り立ってます。

全てハッピィエンド。軽い読み物です。
ただ、乙女の試練といいながら、
実際、男のほうもかなりの試練が多かったようなきが^^;

最後の話、「パール」は、金の姫シリーズの番外編。
アレンやミトリ、アレンの婚約者のパール姫がでてきます^^)
この話が、一番、おもしろかった。
(ここまでになるまでの 大変苦労ばっかりの物語を 思い出したせいかな)

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2012年01月26日

戦う王女と迷える騎士〜神とある国の物語〜

戦う王女と迷える騎士 〜神とある国の物語〜 (ビーズログ文庫) [文庫] / 剛しいら (著); 佐倉汐 (イラスト); エンターブレイン (刊)

「戦う王女と迷える騎士〜神とある国の物語〜」  剛 しいら 著  ビーズログ文庫

神の眠る国の争乱から20年後・・。
平和なゴシュラム王国に広まっていたのは、仮面の黒騎士の噂。
その正体を確かめようと夜の街道を探索中だったミーナ姫は、盗賊に襲われ負傷してしまう。
そこに現れたのは巨大な狼。彼はウラルと名乗る神様だった。
不思議な力で男性に変えてもらい、黒騎士に弟子入りしたミーナだが、
黒騎士にはとある狙いがあり・・・。
新ヒロイックシリーズ開幕。

************************************************************************
20年後の話が読めるとは、思わなかった^^)
好きなシリーズなので、うれしい。

母親のシーナ姫が、命からがら逃げてきたのとは対照的に、ミーナは完全にお嬢様育ち。
びっくりするほど、無知です。(井戸で水を汲むのをしらなかったりとか)
大事大事に育てられたんでしょうね(特に父親からとかww)

今回は、ウラル神はそうそう大活躍はしないかもしれない
黒騎士の出身国・シェルランドのゴタゴタを解決する話になっていくのかな。

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2012年09月13日

戦う王女と毒薬王子

戦う王女と毒薬王子 -神とある国の物語- (ビーズログ文庫) [文庫] / 剛しいら (著); 佐倉汐 (イラスト); エンターブレイン (刊)
「戦う王女と毒薬王子 神とある国の物語」  剛 しいら 著  ビースログ文庫

「殺すなんて、いつでもできる。それよりもっと楽しいことを考えないと」。
黙っていれば苦難に立ち向かう聖人のような雰囲気の色男―。ゴシュラム王国のミーナ姫が
目覚めると、そこは毒薬王子と恐れられる敵の伯爵の古城だった!?
ウラルと名乗る神様の不思議な力で銀髪の少年に変えてもらったミーナ。
その姿で探索する彼女が見つけたのは―!?ヒロイックファンタジー待望の第2弾。

*********************************************************************************
ウラル国も再建でき平和になりました。めでたしめでたし^^)で終わったシリーズの、次世代編
外面平和でも、貧富の差や陰謀が渦巻き、まかり間違えば戦争です。
戦争という名前の暴力で解決するのは、一見 はやいようだけど、地道に交渉しながら、
駆け引きしあいながらも、平和を維持していくのが 大事ね。

大好きなシリーズだったので、また 冒険譚が読めてうれしいです

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