2007年05月28日

クリセニアン夢物語〜エルデオの眠れる王に

クリセニアン夢物語〜エルデオの眠れる王に  ひかわ玲子 小学館ルルル文庫

ひさしぶりに、ひかわ玲子さんの本を読みました^^)満足満足。
数年前に終わった「クリセニア戦記」の次世代のシリーズのようです。
1巻目は、シリーズの主人公となるフェザン王子(フェラン王の子供)、以下、王族の青少年たちが活躍するでしょう。

正直、もうだいぶ前の話なので、すっかりストーリィを忘れてましたし、「今更続編でもないだろう」と思ったけど、読み出すうちに、やはりおもしろくて、一気に読みました。読んでいくうちに、やっと前の話を思い出しました^^;;
クリセニア戦記の出ていたキャンパス文庫は、置いている書店も限られてて、本をそろえるのに苦労しました。
今度からは、どうでしょう?小学館さん、しっかりしてね
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2007年08月10日

クリセニアン夢語り〜眠れる神々の道へ

クリセニアン夢語り〜眠れる神々の道へ  ひかわ玲子 ルルル文庫

クリセニアン戦記、2シーズン目の2巻目。
呪いにかかって眠りについたフェラン王を助けるべく、フェザン王子とエンジェの二人は王宮を飛び出し、バハウ王子のシェラダンの助けを得て、エルドームから西クリセニアンに出発することになります。

クリセニアン戦記の時には、戦記だけあって、フェラン王(当時は王子)は、いつも危機的な状況ばかりでした。

クリセニアン夢語りでは、主人公は今はまだ、危険というほどのものには出会っていません。3巻目からが、本格的な旅の始まりなのでしょう。
これからの展開が楽しみです^^)
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2008年01月11日

クリセニアン夢語り〜西方の夢に棲む姫君

クリセニアン夢語り〜西方の夢に潜む姫君  ひかわ玲子 小学館ルルル文庫

クリセニアン戦記のフェラン王の話から、その息子のフェザン王子の話になって3巻目。
謎の眠り病になった父王を助けるのに、旅立った、フェランとアンジェ。
最初は、漠然としていて、暗中模索でしたが、3巻目にきてやっと、目にみえる手がかりをつかむことができました。

西クリセニアンの進んだ社会文化に接したフェザン王子、まわりをふりまわしつつも、少しずつたくましくなっていくようです。
西クリセニアンの地図が、今回でてきて、なにか、作者の描く世界が少しわかった感じがします。

楽しみにしている、このシリーズ、あっというまに読んでしまいました。(次巻はいつ?^^;)

このシリーズの魅力は、主人公と一緒に旅をしている気分に浸れる ということでしょうか。
この話しは、ロードものの話しなのでしょうけど、今回、旅をする西クリセニアンはいろんな国があり、とても楽しめそうです
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2008年05月11日

クリセニアン夢語り 〜4

クリセニアン夢語り4 〜遥けきこうごんの都の調べ  ひかわ玲子  小学館ルルル文庫

シリーズ4作目にして、やっと物語が見えてきました。
吟遊詩人の正体、騒動の元凶、それにまきこまれたフェランやシェナ姫。で、やっと物語が本格始動というかんじかな

東クリセニアンの地図を見ると、いろんな国がのっていたので、
この国をまわりながら、問題を解決していくのかも

アンジェは、見えないところで、いろいろファザンを救ってました

今回、ミラン皇女が出てきたけど、父親から命令を受けてるのでしょう”フェザンをおとせ”ってww
どちらも、そういう年齢でないってのが笑えるけどね
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2009年01月06日

龍の七部族T<水方郭>陥つ

龍の七部族T<水方郭>陥つ  ひかわ怜子  朝日ノベルズ

龍の七部族は、前に刊行されたものを、加筆修正・再構築され、3部で完結(3部とも発刊されてます)

「T<水方郭>陥つ」では、それまで1000年以上続いた戦争に、変化がおき、晃家の城と城砦が、銀竜によって、陥落します

この世界は、1000年以上前に天上人という文化の高い宇宙人がやってきて、人々を支配しようとしました。その支配に従ったものと、従わなかったもので、戦争が続いているという設定。
晃家の皇子・ヂュランとルビアは、父母を殺され、敵に追われることになります。(のっけから波乱万丈)

荻人(中央政府)・天界人・天上人 VS 竜族 という構図のようでいて、、どこか不自然です。

荻人は、「豊かな土地の獲得と、竜族の帰属をめざす」とはいえ、戦争が、1000年続いているのは、異様。
それにどうも、荻人と竜族の戦争を、わざと終結させていないような天上人、天界人の意図が見え隠れ。
、まだこの巻では、その謎がとかれていません

2巻目を読むのが楽しみです^^)

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2009年01月24日

龍の七部族U 北星の門

龍の七部族U 北星の門   ひかわ怜子  朝日ノベルス

龍の七部族と荻との戦いは、激しさを増していきます。
七部族の連合も本格的に調整に入りますが、どうも、簡単にはいかないようです。

1巻目で、その役目がよくわからなかった人物・ローレリアが、再登場。秘密がいろいろと明らかになっていきます。

天上人は、ローレリアがいうところのリップテッド人という種族で、彼らは、堰の外の荻人(中央政府)を擁護しているようです。
ローレリアは、リップテッド人とは、違う星の人間で、調査官(不当に星に干渉していないかとか調べる)

例えば、地球で例えるなら、まだ文明のない原始時代に、他の星から知的生命体がやってきて、人間に高度な武器(核兵器とかレーザーとか??)を与え、争いを起こすように仕向けるとか。
そんな事のないように、監視・調査するのがローレリアの仕事。

水方郭を攻撃した”銀竜”は、どうも”星間同盟”では、規約違反な援助だったようです。
リップテッドは、あせって水方郭を攻撃したのは、晃家の夫妻が、瞑想によって、真実にたどりついたから
その力を受け継ぐルビアが、真実に近づくと、攻撃対象を ルビアにむけます
それと、どうも、リップテッドにとって、星をとりまく龍気は、もしかしたら、邪魔なのかもしれません。

3巻目で完結です。読むのが楽しみであり、読み終わると残念って寂しくなるかも
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2009年01月28日

龍の七部族V 竜の地平

龍の七部族V 竜の地平   ひかわ怜子  朝日ノベルス

龍の七部族シリーズ完結編です。
激動の編で、一気に読みました。とてもおもしろかった^^)

以下、ネタばれになりますので要注意

中央政府(荻人)に捕らえられたアクセス、
ローレリア、カリンと行動をともにして、ローレリア(星人)の船にのり、交渉に向かうルビア
明家のヴェルカルスは、堰の外に討ってで、暴挙のかぎりをつくし首府にせまります

七部族の公子は、それぞれが悩み、各自の考えるところの最善を、なそうとします

リップテッドの正体と意図は、最後までわかりません
ルビアの父母が瞑想の末にたどり着いた真実が、このシリーズの鍵でした

ただ、リップテッドは、どうしてそういう行動にでたのかは、よくわかりません。竜族だから、思考が違うといえば、それまでですが

予想に反して、晃騎士・デュオンは、それほど多くは活躍しませんでした。主人公になるのかな、と思ったのですけど、ちがった。
後書きにあったのですが、「思い通りに動いてくれないキャラ」は、慎重派のヂュオンで、「自分の勝手で暴走するキャラ」は、アクセスでしょう。

結末は、happy end ですので、安心して読んでください^^)
むしろ、大変なのは、中央政府と七部族が平和条約を締結した後でしょうか。

便利な文化に 竜の一族は、流されてしまうかも。
中央政府とまた戦争になるかも
星人はちゃんと不干渉を保てるか

そんな余韻も味わえた、すばらしい話しでした




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2009年05月09日

クリセニアン夢語り5 氷壁に双つ星

クリセニアン夢語り5 氷壁に双つ星   ひかわ怜子  し小学館ルルル文庫

一行は、引き続きニウマ皇国に滞在中です。
夢の闇の王子・デュオンは、フェザンだけでなく、ジークラード王、シェラダン王子にも魔の手を伸ばします。シェラダン王子は、フェラン王と同じく 眠りの病におちます
(病というより、呪い?異次元に魂だけ拉致られたかんじ)
デュオン王子のネライは、自分の呪われ、閉ざされた王国の復活にあるようで、そのために、アンジュが必要だった


シリーズ5巻目にして、やっと謎の全体像が見えてきました^^;;
これまで、実はよくわからなかった。(前の王朝の皇女、シェナ皇女、リラスヴェス皇女、が やっとハッキリわかってきたし^^;「塔に囚われた姫の歌」もここでやっと・・

で、フェラン王がデュオン王子に狙われたのは、アンジュが目的だった
という事実。
エルミネールにしたら、いい災難ですよね。デュオン王子とは何の関係もないし、しかも実際にデュオン王子は千年は昔の人のよう
いうなれば悪霊か、地縛霊、どこにも行けず 閉じ込められているだけ
ちょっとだけ、可哀想かも

さて、次巻は「輝ける魔都の恋歌」
クリセニアン夢語りシリーズは、これでひとまず完結

ひかわ怜子先生様・・・クリセニアン物語の新シリーズを 首を長くして待ってます

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2009年05月12日

クリセニアン夢語り 6 輝ける魔都の恋歌

クリセニアン夢語り  6 輝ける魔都の恋歌  ひかわ怜子  小学館ルルル文庫

エル・デオという都があったという荒野に向かった一行。
デュオン皇子は、全員を異次元ともいえる”時の止まった地下都市”に連れて行きます。
そこで、吟遊詩人兼魔法使いのシャトウオンが、デュオンの母親の魂に乗り移られ、エル・デオの歴史を語ります。
アンジュはどうやら、その呪いを開放できそうなのですが・・

楽しみにとっておいた、この物語もついに完結。大円団でおわります。
エル・デオという都市は、なぜ呪いを受けることになったのか・・まあ、納得というか アンジュの前生が鍵だったですね。

結局、シェナ皇女と双子の皇子。皇女がいなければ、この話しはなりたたなかったでしょう
シェナ皇女の心に、デュオン皇子の心がリンクしちゃったですね
そこらへんが、駆け足で説明されてたけど。

でも考えると、自分の息子が成人するまでに、時を止める呪いをかける ってのも、冷静じゃなかったですね。デュオンの母親も
憎い相手の血が流れているとはいえ、自分の息子じゃないですか
せめて、
「息子が王になり、アマリエの民族滅亡に手をかした王族・豪族を皆殺しにする」くらいにしておかないと・・・^^;;
エル・デオの王も、残酷すぎたな

だいたい、みんな動かなくなったら誰が皇子を育てる???
普通、死ぬよ?ってか、しんで魂だけ成長していた ってとこなんでしょうね

都は復活しませんでした。当然ながら
ただ、皇子は 地上の王をめざしたいたのは、一重にシェナ皇女を王妃にしたいがため だった気がします。
異世界の地下宮殿でいいんじゃないか?とも思うけど、そうすると、シェナ皇女の肉体が衰弱死したときに、デュオンは残されますから、それがいやだったのね。
デュオンは超マザコンでしたww

その後の話しも、是非是非、読みたいところですが。
ひかわ先生、小学館さん、どうかどうかよろしく〜〜
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2009年09月14日

帝国の双美姫 1


帝国の双美姫〈1〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

帝国の双美姫〈1〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

  • 作者: ひかわ 玲子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/08/29
  • メディア: 単行本




帝国の双美姫 1 ひかわ怜子 著  幻冬舎コミックス
古き神々に支配された魔がはびこるハマーラ帝国。
かの地に人々が安心して住める領域を広げようと、オカレスク大帝は、
戦いを繰り広げていた。
その最前線で戦うのは、アムディーラ皇女とサラフィナ皇女。
美しく勇猛果敢な二人を人々はこうようんだーー「帝国の双美姫」と。
「女戦士エフェラ&ジリオラ」から15年がたち、大陸の創世記である
戦乱の物語が始る。
  (裏表紙のあらすじより)
****************************************************************

まず、混乱したのが、序章で、”オカレスク大帝が戦いを始めて200年ほどしか
たっていない」という箇所と、登場人物の紹介で、そのオカレスク大帝が、載っていたこと(しかも若い姿^^;)

その理由は、
「この世界では、”魔力の大きさによって、その成長速度が違う”」
という事でした。

孫にあたる二人の姫なのに、オカレスク大帝の挿絵を見ると、その二人の弟のような姿で、さすがにびっくり^^;
ここまでくると、人間というよりは、神の領域に近いような。

表紙には、勇ましく装っているけれど、どちらかというと”美少女”
の二人の姫・・・ただ、その言葉遣いや行動は、・・・すごいギャップがありました。^^;;
さすが〜?年生きているだけある

物語は、オカレスク大帝の曾孫にあたるゼラフィン皇子が、初陣のために父親の元に行く話しから始ります
1巻目は、皇子を守る魔法使いルークが、中心になっています。

後書きでひかわ先生は、
「この話しは、ルークやゼラフィン、二人の皇女、大帝の成長物語」
とありました。1巻目では、ルークもゼラフィンも成長せざる得ないほど、ひどい目にあいました。2巻目は、どうなるのでしょう。^^)

見た目からいうと、ルーク、ゼラフィン、オカレスク大帝 と
年齢が一緒に見えます。
どうもルークの言動や心の揺れ動きから察するに、心の成長は、体の成長の遅さにやや影響されているようでもあります。

ちょっと別な面からいうと、成長のおそい主人公組は、殆ど神で
古き神と新しい神の権力闘争という面もあるのかもしれません。
(古き神でも、人間に見方してくれる神々もいるので、その力を借りて、古き神々率いる魔物と それを崇拝している人間と戦っている。)


それにしても、ひかわ先生の 戦記物ファンタジーは、おもしろい。
最初、その設定に、面食らうかもしれませんが、ルークとゼラフィンの旅が始ると、二人の自信のなさとけなげさ、純粋さに、ハラハラしながら、物語にあっというまにドップリつかりましたww。

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2009年09月15日

帝国の双美姫 2


帝国の双美姫〈2〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

帝国の双美姫〈2〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

  • 作者: ひかわ 玲子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本




帝国の双美姫 2  ひかわ怜子 著  幻冬舎

魔が跋扈し、古き神々がすべてを支配するハマーラ大陸。
最前線で戦う「帝国の双美姫」美しきアムディーラとサファリナの元に、
魔道士・ルークと若き皇子・ゼラフィンが合流する。
戦況が激化する中、ルークとゼラフィンは、初陣に挑むが・・・
  (裏表紙 あらすじより)

**************************************************************
コリュテに呼び出され、巨大だけど弱い怪獣をやっつけた双美姫軍団。
彼女らのもとに、大帝から ノック・コリュテ(コリュテの北部にある都市)
に来るように命令されます。
ノック・コリュテには、大帝に反逆しているノヴェラ伯爵軍とと戦うためです。

ルークとゼラフィンは、それが初陣となるのですが、最初にレテイの森で
襲われたほど、危険ではなかったようです。
やはり、双美姫の力はすごいものでした。

少しずつ 神々と人間との関係が、やっとわかってきました。
それと、ルークはある予言を大帝から受けたようですが、それも彼には、
重荷になっているようです。

さて、子供のような姿で言動も子供のようですが、
それなりに深謀遠慮があるようで、実は何も考えていない って点も
あるようで^^;

その大帝の息子・聖皇子レイクは、
大帝に「役立たず」呼ばわりされてました。
確かに首都・オカレスクで安穏と暮らしてますが、
息子のリゼク皇子より年下み見えるそうだから、
魔力は強いのだと思いますが。。。。

なぜ、「役立たず」呼ばわりされてるのか?
本当は、首都を聖なる土地として維持するために働いてるとか??
2巻目では、殆ど説明されてなかっただけに 気になってます^^)

ところで 2巻目で 二人の姫がやっと活躍しだしました。
物語の視点がルークを通じてのようなので、”ルークの語る双美姫伝説”という形にするのかな。

3巻目の発売は、11月中旬か末になるようで・・待ちどうしい
今は、「帝国の双美姫」の時代的に前の話になる、
「女戦士エフェラ&ジリエラ」が4巻目まで発売されてます
(WH文庫で刊行されたものの 再刊)

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2009年12月01日

流星のレクイエム 1コスモホッケー・イレブン


流星のレクイエム 1 コスモホッケー・イレブン! (朝日ノベルズ)

流星のレクイエム 1 コスモホッケー・イレブン! (朝日ノベルズ)

  • 作者: ひかわ 玲子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: 新書




「流星のレクイエム 1 コスモホッケー・イレブン」    ひかわ怜子 著  朝日ノベルス

ホシキが天候した士官候補生学校付属中学校は、コスモホッケー
の強豪校だった。
ホシキの新しいチームメイトとユニオン・トーナメント出場を
目指して他校のライバルたちと競い合う。
だが、宇宙連邦は不穏な情勢下にあり、来るべき戦争を予感させる
事件がホシキたちの学校生活を揺さぶっていた。
若きアスリート達が立たねばならない運命の戦争が始るのだ。
  (裏表紙 あらすじより)

***********************************************************
まず、表紙を見て 「あ、銀英伝じゃん^^)」という印象。
読み始めると、怒涛の戦争描写、ガンダ○にでてくるような
アーマー・スーツで、地上に降り立とうとするも、敵が押し寄せ
絶体絶命。
ここの部分だけで、充分 「読んだ〜〜」っ気分にww

コスモホッケーやら、拉致事件などにかかわるあれこれは、過去を追想
する形になっているようです。
(兵士として戦争に参加するホシキの現在と、過去の学校生活が 交互に
出てきます。)

主人公のホシキと婚約者のユイユイの友達・ヨシコ、
チームメイトで大親友のノダ・ルイス。
チームのキャプテンリン、ユイの幼馴染のミッキーと友達のセリー。
財閥の御曹司・ナーゼルと、登場人物が一杯。

その中で、学校生活時代のホシキは、幼い。純粋ともいえるかもだけど。
まわりが、事情がいろいろあって大人すぎなのかもしれないけどね。
それでも 母親がジャーアンリストで宇宙を飛び回っているわりには、
社会情勢に疎く、コスモホッケー一筋。
今の中学生に近い感覚かな。

比べると、現在(戦争中)大人になったヨシキは、軍人として身分も高く
別人のようです。

宇宙連邦に対立する帝国として アドラー帝国が出てきます。
帝国は、治安はよく、身分制がくっきりしていて、言論・思想統制もあり。
貧民は奴隷として扱われる
(人間の権利はないけど、財産として保護されてる)

対して、宇宙連邦は、一応 自由なのだろうけど、貧富の差が激しく
宇宙連邦が内部分裂を起したのは、貧困にあえぐ星が、
クーデターをおこしアドラー帝国に寝返るようになったから。

ひかわ怜子さんの戦記ものは、おもしろい。
前の 「龍の七部族」も戦争ものだったけど、戦争が終結する話し。
今回は、どうなるんでしょう。
ヤン・ウエンリーじゃないけど、
「恒久的な平和でなく、たかだか50年の平和でも戦争よりまし」

なんとか ”平和”がすこしでも続くような展開を期待してます。

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2010年04月15日

帝国の双美姫 3


帝国の双美姫〈3〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

帝国の双美姫〈3〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

  • 作者: ひかわ 玲子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本




「帝国の双美姫 3」  ひかわ怜子 著  幻狼ファンタジィノベルス

「この世は人の世か神の世か?」
人々にとっての安寧の地を拡げるために、オカレスク大帝や「双美姫」
らとともに、古き神々との戦いに身を投じた若き魔道士ルーク。
宿敵ノヴェラ伯爵の手中に捕らえられたティリファリーナとディルフェカ姫
らを助けに向かう彼の前に、強力な魔道士ブリーデンがたちはだかる。
壮大なヒロィックファンタジーシリーズ、待望の第三巻
  (裏表紙より)

****************************************************************
場所・・ハラーマ大陸
時代・・魑魅魍魎が跋扈する古代世界
ううm、、2巻目まで楽しく読んだはずなのに、細かいところを忘れてます(後で読み直すかな)

「帝国の双美姫」という題名ですが、肝心の 
アムディーラとサファリナの二人の姫の大活躍は、
まだ主題になってなってきていないです。

魔道士ルークの一人称の文章が多く、二人の姫の会話や、オカレスク大帝と他の魔道士とのやりとりやや、ディルフェカ姫の事がいろいろでてくるので、”双美姫”が 際立ってないのかな

「帝国の双美姫」というよりは、「ハラーマ戦記 ルークの章」 というべき内容だった。

第三巻のルークの最初の登場は、謎の老婆に捕らえられ 
ソレンジュという魔法の花を、摘むところです。
このソレンジュという花が これからの話しで大事なキーポイント
ルークの魔法は、それぞれの神に仕えるのではなく、ソレジュの草によって自分の魔力を高めるという方法の魔法です。

魔法には、ゼルクの神の力を借りる魔術と、古き神の力の古い魔術と
ルークのような形は、ハラーマでは "新種”のようです
(ゼルクの神は、ギリシア:・オリンポスの神のような存在かな)

今回は、ディルフェカを助けるとともに、対立するノヴェラ伯爵を
征服しにいく双美姫・大帝・魔道士ら一行

「姫を助けるだけで、後はほうっておく」という選択は、大帝には出来なかったようです。ノヴェラ伯爵は闇の神に仕え、その儀式のために人をころし、領土は妖怪や死霊いっぱいで、人間の安全が保障されない。
大帝は、大陸全土が、"人間が安心して暮らせる土地”
にするつもりですから

壮大な話になりそう・・4巻目は年内に刊行 予定だそうです^^)

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2010年06月02日

流星のレクイエム コスモホケー・イレブン! 2


流星のレクイエム2 コスモホッケー・イレブン! (朝日ノベルズ)

流星のレクイエム2 コスモホッケー・イレブン! (朝日ノベルズ)

  • 作者: ひかわ 玲子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/05/20
  • メディア: 新書




「流星のレクイエム  コスモホッケー・イレブン」  
  ひかわ怜子 著  朝日ノベルズ


コスモホッケーの全宇宙規模の大会、ユニオン・トーナメントが始った。
ホシキのチームはベスト8入りを果たし、ホシキ自身も得点王候補として
注目を浴びていた。
だが、準々決勝の前日、スリーフォルト財団の祝賀会が開かれている
最中に、ベルド星域で熱力爆弾が使用されたという致命的なニュースが
飛び込んできた。
ついに全面戦争が始ったのだ。
感動のスペースオペラ、第2弾
(裏表紙より)

****************************************************************
1巻目から ホシキの学生生活やホッケーに打ち込む日常と、
数年後、アーマースーツを着たホシキらが、兵士として戦っているシーンが織り込まれていたので、驚きはしませんでしたが・・・

熱中爆弾というのは、惑星を丸ごと火の玉にする最終兵器。
科学力が進めば、兵器も進み、犠牲者も桁違いに増える、ということに
なるんですね。

対立するのは、それぞれの星域を束ねる連邦と、
専制君主国のアドラー帝国
アドラー帝国は、連邦から独立を宣言、小競り合いが続いていました。

「銀河英雄伝説」の図式です。それに財閥の思惑が絡んでいる。
で、戦争の場面には、ガンダムの様な、スーツが登場
SFの王道なんでしょうね。
アーマースーツなるものが出てきた時点でちょっとがっかりしました。
私的には、ちょっと飽きてますので。
最近のSFは、かかせないアイテムらしくて、よく出てきます。


次巻で完結だそうです。 広がりすぎた戦争をどう収集するのか。
(ひょっとして、打ち切りになったとか?)

この物語は、ホシキの母親との葛藤とか、ユイちゃん誘拐事件とか、
スバルが兵役拒否してひどい目にあって、
それをレイとリンが助けたとか・・

おもしろそうなトピックがあるのに、期待するほどの書き込んでなく、
スバルについては、過去形でしか語られず、登場したとおもったら、
いきなり ホシキより階級が上の兵士です。

例えば、ホシキを主人公にしつつも、スバルの姿とか、リンの葛藤
の場面があったほうが、きっとおもしろい
・・ただし、それでは、壮大すぎて長い物語になるでしょうけど・・
そこらへんの兼ね合いが難しいのかな

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posted by kiyorin at 00:54| Comment(0) | ひかわ怜子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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