帝国の双美姫 1 ひかわ怜子 著 幻冬舎コミックス古き神々に支配された魔がはびこるハマーラ帝国。
かの地に人々が安心して住める領域を広げようと、オカレスク大帝は、
戦いを繰り広げていた。
その最前線で戦うのは、アムディーラ皇女とサラフィナ皇女。
美しく勇猛果敢な二人を人々はこうようんだーー「帝国の双美姫」と。
「女戦士エフェラ&ジリオラ」から15年がたち、大陸の創世記である
戦乱の物語が始る。
(裏表紙のあらすじより)
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まず、混乱したのが、序章で、”オカレスク大帝が戦いを始めて200年ほどしか
たっていない」という箇所と、登場人物の紹介で、そのオカレスク大帝が、載っていたこと(しかも若い姿^^;)
その理由は、
「この世界では、”魔力の大きさによって、その成長速度が違う”」
という事でした。
孫にあたる二人の姫なのに、オカレスク大帝の挿絵を見ると、その二人の弟のような姿で、さすがにびっくり^^;
ここまでくると、人間というよりは、神の領域に近いような。
表紙には、勇ましく装っているけれど、どちらかというと”美少女”
の二人の姫・・・ただ、その言葉遣いや行動は、・・・すごいギャップがありました。^^;;
さすが〜?年生きているだけある
物語は、オカレスク大帝の曾孫にあたるゼラフィン皇子が、初陣のために父親の元に行く話しから始ります
1巻目は、皇子を守る魔法使いルークが、中心になっています。
後書きでひかわ先生は、
「この話しは、ルークやゼラフィン、二人の皇女、大帝の成長物語」
とありました。1巻目では、ルークもゼラフィンも成長せざる得ないほど、ひどい目にあいました。2巻目は、どうなるのでしょう。^^)
見た目からいうと、ルーク、ゼラフィン、オカレスク大帝 と
年齢が一緒に見えます。
どうもルークの言動や心の揺れ動きから察するに、心の成長は、体の成長の遅さにやや影響されているようでもあります。
ちょっと別な面からいうと、成長のおそい主人公組は、殆ど神で
古き神と新しい神の権力闘争という面もあるのかもしれません。
(古き神でも、人間に見方してくれる神々もいるので、その力を借りて、古き神々率いる魔物と それを崇拝している人間と戦っている。)
それにしても、ひかわ先生の 戦記物ファンタジーは、おもしろい。
最初、その設定に、面食らうかもしれませんが、ルークとゼラフィンの旅が始ると、二人の自信のなさとけなげさ、純粋さに、ハラハラしながら、物語にあっというまにドップリつかりましたww。
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posted by kiyorin at 01:44|
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ひかわ怜子
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