2009年03月27日

ドラゴンラージャ

ドラゴンラージャ  イ・ヨンド  岩崎書店

韓国にファンタジーブームを起こした大ヒット作。
ラジオドラマにもなり、ゲームにもなっているそうです。
翻訳は洪和美さん。中国やアメリカでも出版されています

バイサス国の辺境の村、ヘルタントに住む主人公・フチは、ろうそく職人の息子。村はいつもモンスターの攻撃にさらされておち、元凶は山脈に住むブラックドラゴン。
フチの父親も参加した ドラゴン討伐隊は、さんざんな目にあい、ブラックドラゴンの人質となります。
その 敗戦報告と今後の対策のために首都に向かった、フチとサンソン、カールの3人
急ぐ旅といいながら、どうも旅の途中で、いろいろトラブルに出会うようです


いわゆる”ロード物”なんでしょう。。10巻以上あるうち、まだ2巻しか読んでないで断定できないですが^^;;

いきなりヒーローになって、大活躍するではなく、1巻目は、フチはちょっとノンビリしています
旅が始っても、明るくコミカルな主人公は、読んでいて楽しいです

戦闘シーンが、生々しいのですが、どちらかというと 男の子向けの話しかな

ここには、しろんな種族が出てきます。ドワーフとかエルフ、オーク等々。ただモンスターを倒して人間のみが幸せになる というパターンではないかも

ドラゴンラージャとは、ドラゴンの友達?通訳者?のような感じで、ドラゴンを支配するもの ではないようです。
題名のドラゴンラージャは、最初にホワイトドラゴンのラージャが出てきただけなんだけど、多分、話しが進むにしたがって、「実は・・」と種明かしがありそうです

ところで、一番ふにおちないのは、肉食のブラックドラゴンが、人質をとって、高額の宝石の要求をしてくるという設定。

魔法の元でもあり、人間のキズすらも自在にできるドラゴンで肉食なら、なぜ、人質をとったのか?(保存して(?)食べたほうがはやい)
なぜドラゴンに宝石が必要なのか?

これからの話しの謎解きでてくるでしょう。
読んでいくのが楽しみです


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2009年04月19日

ドラゴンラージャ、3巻、4巻

strong>ドラゴンラージャ  イ・ヨンド  岩崎書店

3巻「疑念」
前半は、セイクリッドランド問題の解決。ゾンビがいっぱいでてきて、ちょっとキモい
セイクリッドランドは どうも実験にされた地のようです。
魔術師ペレールは、問題が解決した後の問題〜大人は殆どが病で死に、
子供だけが50人残された〜のため、この地に残ります。

乱れた社会を統一するのが英雄なら、その後の平和を維持する人も
負けずに英雄ですね

後半は、一行くは迷走してます。泥棒にあったり、オークの襲撃をうけたり、
まあ、仲間が増えたのはいいことです
国王に謁見したのですが、フチら3人は、特にカールは、
執務室でヤフな態度で接した国王と、その言動に深く怒っていました

一地方とはいえ、領主の全権をまかされている自分達に、
非公式の面談とは無礼きわまりない。。と
ここらへんに、韓国人の矜持を感じました

4巻「要請」
身代金の宝石は、王様が用意することになりましたが、
魔術師に頼むも、希少金属や宝石が在庫がつきている

採掘にあたるドワーフ(という種族)が、からの供給が止まったのが
原因ですが、そのドワーフの王というのが、実はエクセルハンドで
(前に3人が脱獄するのを助けた)
そんな偶然ありか??ってのが、ファンタジーのいいところ
報告が終わり、身代金の宝石も王からもらえることになったけど、
肝心の宝石がない・・
まだまだ、3人の道のりは遠いようです

フチは、田舎の少年らしく、英雄や勇者っぽくないのがいいです
今回も
”母親(顔も知らない)が、恋しい”と抱きついたり

”オークとはいえ、これだけ虐殺していいのか?”疑問に思ったり

”カッセルプライムのラージャの少年の生死について、まったく思いが
向かなかったは自分は、自分勝手な人間なんだ”と、落ち込んだり

”父親が捕虜にあってつらい思いをしてるのに、自分だけ料理の本を
読んで、ホクホクしてる・・”と我にかえって、泣いたり

泣いたり笑ったり落ち込んだり、心の中もゆれてます
そこが、またフチのかわいいところかな^^)
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2009年05月17日

ドラゴンラージャ 5 野望

ドラゴンラージャ  5 野望  イ・ヨンド   岩崎書店

王国内の宝石がなくなっている事に愕然とした一行。
宝石がなければ、人質が返してもらえない(いくら王様でも、”ない袖はふれない”というところ
宝石がなくなった原因が、クラドメッサというドラゴンの覚醒(宝石を食べた)にあり、送球にドラゴンラージャ(竜と人間の仲介者)を探さないと、首都が大変なことになる。
そこで、ドラゴンラージャ探しに奔走するわけですが・・

読者に 何かドラゴン関係の鍵になる本かも?と思わせた青い本は、とんてもない方向に一向を導きます

この一行の”間の悪さ”は、折り紙つきね。
どうしようもない理由で、目的が達成できない
それでも、なんとかしようと努力すると、全然関係なさげな国内問題などを解決し、それが、問題解決へ ちょっとだけ(あくまでも、ちょっとだけ)手助けになる

フチは・・度胸だけはついたかな
大事な手袋をとられ、剣士の腕もない彼は、6巻目にして、サンソンに基礎トレーニングをうけることになるのですが、5巻目では、殆ど死ぬ目にあいます

国王の器ではないといわれたニルシオンですが、カールやフチ一行を、政治的に利用するあたりは、ズル賢い ですね。
でも、根本の 国の危機(長引く戦争やドラゴンとの戦いのもたらす、国民の疲弊もそうだけど、クラドメッサの目覚めが最強)には、なんの手腕も発揮してないですね。
小手先で その場を乗り切ってるだけ(日本政府のようだww)
いい臣下がいないのでしょう。

6巻目で、、ところどころ空きがあるものの、人物相関図がでてきました。物語も複雑になってきて、ますますおもしろいですww

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2009年05月29日

ドラゴンラージャ 7 追跡

ドラゴンラージャ 7追跡  イ・ヨンド著  岩崎書店

”せっかく見つけたドラゴンラージャの少女・レニは、ネクソンらに捕らえられてしまう。そんな一行をひたすら追うフチ達一行。
ところが、気がつくと レニの相手のクラドメッサというドラゴンのいる山脈ではなく、気がつくと まるっきり方向違いで、北の永遠の森を足を踏み入れる。そこは、昔、人間との戦いに敗れたドラゴンロードの安息地で、不思議な現象の起きる森でもあります”


いや〜〜、必死に追うのはいいけど、方向が違ってることに、途中誰も気がつかない^^;。
結構、ドジ。

ネクソンが、永遠の森に行ったのは、それなりの理由があるのですが、そこは、とんでもない森でした

フチ達一行は、森の主からそれぞれ質問を受け、こたえます。
サンソンが、「自分が死ねば、故郷は助かるなら自分は喜んで死にます」という回答に、森の主は 理解できないようです。

そこで、フチが解説
自分達は一人ではないのだということ。
例えば、サンソンの他に 恋人の中のサンソン、故郷の中のサンソン、警備隊の中のサンソンというように、複数存在してサンソンを作っている。サンソン個人が死んでも、ほかのサンソンは生きているから

いわれてみれば 「なるほど〜〜」ってとこがあります。

最近、「殺すなら誰でもよかった」なんて理由の無差別殺人が、たまにありますが。

”無差別殺人する人は無意識に自分の親兄弟、友人、同僚を避けてる”

という説をどこかで読みました。
(例えば、親を殺すなら 殺意の目的が明確です)

フチの説によってたつなら、無差別殺人とは、自分とはまったく無関係=自分の存在がその人にない 人を狙った まさに殺人です。

ちょっと話しがそれました^^;;;

ヘルタントでのアムルタットの要求した身代金(宝石)は、なんとかなりそうです。たがクラドメッサや、ジャイファンとの戦争問題。
フチ達が故郷にもどれるのは、まだまだ先のようです
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2009年06月02日

ドラゴンラージャ 8報復

ドラゴンラージャ 8 報復   イ・ヨンド著 岩崎書店

”レニを拉致された一行は、ひたすら追跡、透明人間になる魔法で、なんとかレニと取り戻します。が・・
場所が悪かった。
人間の生命力を吸う得体のしれない最強魔術師と、戦うハメに。
魔術師は 人の生命力が目当てなので、殺されはしないのですが、かなりいじめられます。”


ブルードラゴンも出てきます。なぜラージャのついていないドラゴン(野良ドラゴン?)が出てきました。
カラー挿絵では、怖いけど素敵^^)
野良ドラになった理由は、これからの物語に何かかかわりをもちそうです。

今回、イルリルの旅の詳しい理由が、わかります(てか、難しくてよくわからなかったけど)
また、都で静養していたアフデナイル、キルシオン、エクセルハンド ウンチャイ がフチの一行に合流
王城でも一波乱あったようです

さて、もりだくさんの8巻目。厚いです。分厚い^^:::
物語はテンポよく進んでいるので、だれずに読めます
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2009年07月02日

ドラゴンラージャ 9予感

ドラゴンラージャ 9予感   イ・ヨンド 著  岩崎書店

いろいろ困難にぶつかりながらも、フチ一行は首都に帰ってきました。
そこで 彼らは 国境から首都に来た多くの避難民を目にします

ジャイファンとの戦争が、”疾病をもたらす新兵器”で、劣勢になり
ドラゴン・ジゴレイドが前線を撤退し、敗戦の気配濃厚。

褐色山脈に向かう彼らに 新たな追っ手・ハルシュタイン家が加わります。目当ては、ラージャのレニ強奪。
はたして、クラドメッサの目覚めまで彼らは、間に合うのでしょうか
・・っていうか、もともとの目的は、身代金を確保し アムルタッドのところの、捕虜を助けることなんだけど^^;;


宿で、ちょっとインチキなカードによる占いをうけます
それが、この巻の題名になっています

ハルシュタットで出合った ドラオンラージャのデートリヒ。その姉・エポーニンと市場で出会います。
結局、一緒に旅をすることになりますが。
彼ら姉弟の実の父親は、びっくりする人物

デートリヒ・・ドラゴンのために暗い山道を登りミントを集めてた少年
やっぱり、死んでしまったのかな。かわいそう
エポーニンには、そのぶんも、幸せになってほしいものです

さてこのシリーズもあと3つでおわり・・・orz 
ここにきて、読むスピードを落としえます(わざとね)
一旦、読み出すと、すぐにその世界にドップリはまれる

明日、図書館で続きを借りてくるつもりです^^)

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2009年07月31日

ドラゴンラージャ 10 友情


ドラゴンラージャ〈10〉友情

ドラゴンラージャ〈10〉友情

  • 作者: イ ヨンド
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本





ドラゴンラージャ 10 友情  イ・ヨンド著 岩崎書店

”目覚めようとしているドラゴン・クラドメッサが眠る褐色山脈に、フチら一行は、到着しました。
執拗なハルシュタイル家に追われながら、褐色山脈を目指します。
途中、ハスラーから、ハンドレイクとルトエリノ大王、タレニアンと8つの星についで、本当の話を聞きます。
ハスラーと別れた後、クラドメッサの巣(レア)の近くまでたどり着いた一行です”


シリーズ10巻目、山場、一歩手前です。
ここにきて、「ラージャのレニのいう事を、ドラゴンが聞かなかった場合は、ドラゴン退治に変更するしか」なんて、話しがでて、10巻目が終わってます。
ドラゴンってラージャのとりなしが、きかない時もあるのね。
10巻目まで、そんなことは チラっとも話しに出なかったので

この巻の題名は、「友情」
たどり着いた先で、ウンチャイが姿が見えなくなり、フチは ウンチャイが、逃げたと思って怒ります。
ウンチャイの特別な役目もないのですが、修羅場をくぐるうちに、友情で結ばれたとフチは思っていたので。
ウンチャイは、周りを偵察してただけだったけど
友情については、カールが、ウンチクたれてます。。。まったく その通りで。。

タレニアンとフチとの「ハーンとの愛情」についての会話も面白かった。ハーン(ハンドレイク)は、相手に変わることをのぞまない、そのままを愛した人だった のだそうだ
例えば、「自分がこんなに愛しているのに相手は、態度も冷たくイジワル」だから、愛が冷めた。ではなく、相手はどうでも、自分はそういう相手そのままを受け入れて愛する。

ちょっと難しい話もでてきます。8つの星の話しは、私は、わかりませんでした^^;;

後 2巻でこのシリーズも終わり、フチは父親や自分住む村の人々を助けだせるでしょうか・・(だいぶ横道にそれたけど、それが旅の最初の目的ですので^^;)


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2009年09月04日

ドラゴンラージャ 11真実


ドラゴンラージャ〈11〉真実

ドラゴンラージャ〈11〉真実

  • 作者: イ ヨンド
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本




ドラゴンラージャ 11 真実  イ・ヨンド著  岩崎書店
最強ドラゴン、クラドメッサを目指して、山頂のほうまできたフチ一行。
ここで、また、シレネの妨害がはいり、そのシレネから ハンドレイクの
娘についての意外な真実を聞く。
ハルシュタイン侯爵たちの攻撃により瀕死のキルシオン王子を連れ、一行は
クラドメッサの真の姿を目のあたりにします。

レニとのラージャの契約は結べなかったけれど、物語は意外に終わりそうな
方向だったところ、ハルシュタイン侯爵、ネクソン、トールマン、シレネが、
ドラゴンラージャを廻らそううちに、事態は、とんでもない方向に進みます。

***************************************************************
次で完結ですが・・完結するんかな・・^^;
なんか、ハンドレイクの娘という設定は、残り二人は急にでてきたかんじで
ちょっと唐突なきがしました。
シレネは、常に悪役。物事を悪いほうへ、世界を混沌と暗黒へと 望んで
いるようです。
「お父様に振り向いてほしかったから〜〜」なんて理由は、ここまで悪事を
働き、父親以外は、許す人はいないかも。

物語のキーは、やはりドラゴンラージャで、「通訳のようなもの」
と、思ってましたが、どうも、「ドラゴンの分身」になるようなかんじです

結局、クラドメッサを狂気に追い込んだのも人間なら(しかも2度)、ジゴレイド
や、カッセルライムを戦争に駆り立てたのも人間です。
「獣の奏者」でも思ったけれど、人の勝手で兵器に使われる動物は、可哀想
ですね

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posted by kiyorin at 00:28| Comment(0) | イ・ヨンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月16日

ドラゴンラージャ 12飛翔


ドラゴンラージャ〈12〉飛翔

ドラゴンラージャ〈12〉飛翔

  • 作者: イ ヨンド
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本




ドラゴンラージャ 12 飛翔  イ・ヨンド著  岩崎書店
シリーズも完結。最終話は、最初から時間が先に進んだ時点で、始ったったので、最初、わけがわかりませんでした。

狂ったクラドメッサはどうなったのか?
ケガをしたジゴレイドは?
瀕死のキルシオン皇子は?

そんな疑問をそのままにして、フチがアムルタットとの交渉のために
故郷へ向かう旅から、物語が始まるのです。
途中で、オークと仲直りをして、避難民の窮状を”公共事業”を
提案することで救い、ペレールの率いる子供達のところに、
入植者を入れ 開墾をすすめる。

そんな 帰郷の旅の話しの所々で、あの山中での竜同士の戦いや、
その後の仲間の行方を 身近な人に語る手法になってます。
最大は、タイバーンとの語りでしょうか。

魔法使い・ハンドレイクは、やっぱりあの人でした^^;
これは予想通りでしたが・・
まさか、キルシオンを死なせてしまうとは、思いませんでした。
ショック。
結構、ファンだったのに(泣)

クラアドメッサも死なず、キルシオンも生還する結末も、アリと思うのですが・・・
途端場で、どうしても悲劇っぽくもっていきたかったのは、
作者の心境の変化だったんでしょうか。
やっぱ”韓流?”

でも、おもしろかった(キルシオン皇子を死なせた事以外はww)
最後、かなり駆け足で話しが進んでいて、回想という形ではなく、もう1巻ふえても、ゆっくり進めてほしかった。

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posted by kiyorin at 00:33| Comment(0) | イ・ヨンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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