2013年11月25日

上流階級 富久丸百貨店外商部

上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部 [単行本(ソフトカバー)] / 高殿 円 (著); 光文社 (刊)
「上流階級 富久丸百貨店外商部」  高殿 円 著   光文社
バイトからのたたき上げである鮫島静緒は、百貨店の洋菓子部門でキャリアを積み重ねてきた
30代半ばの苦労人だ。洋菓子以外にも手がけたフロアリニューアルが成功し、契約社員から
晴れて正社員になったはいいが、突然の人事異動で男性ばかりの外商部に唯一の女性として
配属される。実はカリスマ外商員・葉鳥の退職を控え、それまでに彼の顧客との太いパイプを
繋げるべく、さまざまなメンバーが集められたのだった。これまで仕事では成功を収めてきた
静緒だが、プライベートでは同僚・神野と別れたバツイチの身。勝手が違う外商の世界に戸惑い
つつ、交渉成立を目指してお客様のところに足を運ぶが―。
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「プリセスハーツ」の現代女性版かな^^:

おもしろくて、夢中になって読みました。
主人公の静諸は、とにかく頑張る女性で、アイディアもいっぱい。仕事でもその柔軟さを利用し
大成功を収める。そこに目をつけた百貨店から、外商部へとリクルートされる。
もちろん、そこでも失敗し困惑しつつも、頑張ります。
(外商の仕事は、いわゆる上流階級といいべきな、桁違いの資産家相手なので、例えば、売る
商品一つにしても、ブランドもので、そこを最初から勉強しないといけない。
プラス、ツテをもとめる下心アリの習い事)

はっきりいって、全然、恋愛なんかする時間がないですww
お仕事に生きるというか、
(最初の結婚で ひどい目にあったので、もうそういうのは、面倒になったのかな)

ただ、上流の人をあいてにするには、自分もしれなりに身なりを整えないといけない。
30すぎて そういう感覚が身についていたら、もう庶民の感覚には、もどれないかもね。

健康で男に目もくれず、スタイリッシュな服装で、仕事に邁進する。
これは、私の憧れだったかも。だからおもしろかったのかな。

日々、進化していく彼女だろうけど、一番の成長は、”自分ガファザコンである”と認識し、
父親の事故死にちょっと罪悪感がある自分を、許したことかな。
え??っていうくらい、話お後半ででてきて、軽くながすかんじだったので、ここを
もっと掘り下げると、成長物語としても完璧かも

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posted by kiyorin at 01:14| Comment(2) | 高殿 円 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読んでいて楽しかったです〜

高殿円さんの新作『上流階級 富久丸百貨店外商部』を読みました。
面白かった〜こんな世界もあるのね。

birthday-energy.co.jp/ってサイトは高殿円さんの本質にまで踏み込んでましたよ。宿命を読み取ると、庶民的おばちゃんモード、なんだそうな。コラムをぜひ読んでね♪
「ハレる運命2014」も配信中!!
Posted by 石蕗 at 2013年12月22日 15:44
コメントありがとうございます。
返信、遅くなり、すみませんです。
お仕事小説が好きなので、おもしろく読めました。ただ、今、百貨店は、乱立の後遺症か、数が減ってますね。うちの町のもなくなりました。
町に”デパート”がないのも、寂しいもんです
Posted by kiyorin(管理人) at 2014年01月01日 01:18
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