2014年02月28日

まぐだら屋のマリア

まぐだら屋のマリア (幻冬舎文庫) [文庫] / 原田 マハ (著); 幻冬舎 (刊)
「まぐだら屋のマリア」  原田 マハ 著   幻冬舎文庫
東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機に
すべてを失った。料理人としての夢、大切な仲間。そして、後輩・悠太の自殺。逃げ出した紫紋は、
人生の終わりの地を求めて彷徨い、尽果というバス停に降り立った…。
過去に傷がある優しい人々、心が喜ぶ料理に癒され、紫紋はどん底から生き直す勇気を得る。
  (「BOOK」データベースより)
***************************************************************************
マグダラのマリア、シモン、マルコ、ヨハネ と イエスの弟子の名前で固められてます。
この4人の共通項は、地元”尽果”にながれてきた者ってところか。
ちなみに、女将さんの”桐江”は、キリエ で、カトリックのミサの中で歌う曲のラテン語
(唄は、”主よあわれみたまえ、キリストあわれみたまえ”という言葉を繰り返します。)
その女将さんは、文字通り、主人公だけでなく、いろんな人の面倒を見てきたようです。

最初に女将さんの出てきたシーンでは、なんて偏屈なんだ とびっくりしますが、
事情がわかるにつれ、殺されないだけましか。。と思えます。最後は待ってるし・・

それぞれの人に事情はありますが、大きな傷は一つ、自分の友達、娘、母親に
死なれた哀しみから 立ち直っていないです。
尽果は、人生の休憩地のようなもんかな。

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「吟遊」のモデルは、あのささやき女将の 吉○ か。確かに、現場の判断でと繰り返してた。
最近の高級ホテルでの食品偽装でも、「現場での認識云々・・」とさかんに言い訳してました。
偽装されたものは、全てが、安い材料を、高いものに名前を変え、それを売りにして 
値段を設定する ミエミエの手口。誰も現場だけが悪い とは思わなかったでしょうね。
posted by kiyorin at 23:49| Comment(0) | 原田マハ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月25日

美雪晴れ みをつくし料理帖

美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫) [文庫] / 高田 郁 (著); 角川春樹事務所 (刊)
「美雪晴れ みをつくし料理帖」  高田 郁 著  ハルキ文庫
名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。悲しい出来事が続いた「つる家」にとってそれは、
漸く訪れた幸せの兆しだった。しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。
どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい―。
一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末に
ついて、懊悩する日々を送っていた…。
いよいよ佳境を迎える「みをつくし料理帖」シリーズ。幸せの種を蒔く、第九弾
(「BOOK」データベースより)
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いよいよ、次の巻がシリーズの最終巻だそうです(8月ごろ発刊)
そのせいか、いろいろと物事が、まとまっていきます。

芳は、結婚も決まり、息子とも連絡がついた。
澪が辞めた後、どうなるかと思った”つる屋”も、政吉夫婦があらたに店にはいること問題なし。
源斎先生、今回は頑張って澪ちゃんに アピール。二人の距離も縮まったかも。
澪の料理人としての自身のあり方が、本人はしらないうちに その道を歩んでいるよう。

蒲鉾作りに苦労する澪ですが、作者さんも苦労したのかな
なかなか大変な作業のようですが^^;

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琥珀寒が出てきました。これって、「銀二貫」ででてきたやつだったっけ?
posted by kiyorin at 00:03| Comment(0) | 高田 郁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月22日

魔女と金魚

魔女と金魚 (幻冬舎文庫) [文庫] / 中島 桃果子 (著); 幻冬舎 (刊)
「魔女と金魚」   中島 桃果子   幻冬舎文庫
無色透明のビー玉の囁きを聞き、占いをして暮らしている魔女・繭子。浮気調査、失せもの探し、
未来予想―たいていのことは解決できるが、なぜか自分の恋だけはうまくいかない。
恋人の要には、彼女がいるのだ。しかも酔っぱらった要に、お金を盗られてしまい…。
仕事は発展途上、恋人は彼氏未満。焦りを勇気に変えて生きる繭子の成長小説。
(「BOOK」データベースより)
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題名と素敵なイラストで買いましたが、私には、今一でした。

一応、「魔女の宅急便」の 大人バージョンを意識してるのでしょうけど、あまりに
ドロドロしすぎてないかな。
特に恋愛の部分は、”魔女”という設定抜きに、話しを読んでいくと、自分中心の面倒な
重い女と、いつまでも保守的な男の恋愛のグダグダ話なのだ。
これだけグダグダするのだったら、いっそ、ファンタジーの要素抜きにして、恋愛一筋で
話しを統一したほうが、かえってよみやすいかも。
(逆にファンタジーそのものの話しでもいいし)

現実と呼応する部分があり、そこは、ちょっとブラック。
例えば、”砂糖売り”は、現実でも、あぶない薬を販売してる人の別名。
汚水を魔法で清水にみせるのは、プレゼンテーションで某首相が演説した
「汚染水は全てコントロール出来てます」という言葉の魔法のようだ。
黒い汚水が、ダム決壊で町に押し寄せる場面は、まんま3年前の津波を思い起こさせます。

ファンタジーに浸れないくらい、現実を思い起こさせるのです。

故意にやったのなら、斬新かもしれないけど、この手の話しの購買層には、不向きかも

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posted by kiyorin at 23:10| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月20日

消滅の光輪

消滅の光輪 上 (創元SF文庫 ま 1-2) [文庫] / 眉村 卓 (著); 東京創元社 (刊)消滅の光輪 下 (創元SF文庫 ま 1-3) [文庫] / 眉村 卓 (著); 東京創元社 (刊)
「消滅の光輪」  眉村 卓  著  創元社会文庫

殖民星ラクザーンでは、人間と降りフタツの温和な先住民と地球人入植者とが、平和に
共存していた。だら、その太陽が遠からず新星化する。惑星全ての住民を、別の星に
退避させよ・・。空前ともいえるこの任務に、新任司政官マセ・PPKA4・ユキオは
ロボット官僚を率いてとりかかるが・・・(上巻あらすじ)
司政官マセは太陽の新星化を公表し、緊急指揮権を確立する。だが、退避計画の随行は
困難をきわめた。移住先を決定する住民投票、脱出のための宇宙船運行の手配、・・・。
しかし、計画が進むにつれて住民達の反撥も高まってゆき、ついには大規模な暴動
となってマセを襲う・・。さらに先住民達は誰ひとりとして、退避勧告に従おうとしない。
空前の計画はいかにして完遂されるのか・・。(下巻あらすじ)
眉村SFの最高峰。泉鏡花文学賞、星雲賞受賞作
*******************************************************************************
以下、ネタばれになりますので、未読の方はご注意を・・



上巻では、話しの展開はスローペースだったけど、半分くらいのところで、
”旅ばかりしていて何をしてるのかわからない巡察官”や、
”忙しいだろうに、駐屯して演習を繰り返す連邦軍”
のふたつが不気味で、「あれ?もしかすると・・」と予想はしてたかも

だいたい、新星化するような惑星に、待命司政官が行くこと自体が、計画の始まり。
うまくあらすじどおりマセが動けば、暴動がおきたときには、それを口実に軍を動員
して強権的に支配し、退避させる。マセはそのための 捨石のようなものか・・

連邦軍が、暴動を影でリードするとは、さすがに思わなかった。
(下巻の暴動の所を読んでいくと、暴動の有様が 全体がねった作戦で素人市民の出来る
物ではないと、感じますが)

先住民のかたくなに退避しない理由がわかります。
いわれてみると、ああなるほどと納得です。
マセは、この先住民との交流の中で、新たな自分の司政管としてのあり方に目覚め、
ラストは、スッキリおわります。

おもしろかった・・特に下巻は一気に読みました。
その世界にどっぷりはまれます。ロボット管理が多く出てくるので、この長編を
読む前に、短編シリーズの「司政管」を読んでおくと、もっとおもしろいです。

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posted by kiyorin at 13:54| Comment(0) | 眉村 卓 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月13日

ふるさと銀河線 軌道春秋

ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫) [文庫] / 高田 郁 (著); 双葉社 (刊)
「ふるさと銀河線  軌道春秋」   高田 郁 著  双葉文庫
両親を喪って兄とふたり、道東の小さな町で暮らす少女。演劇の才能を認められ、
周囲の期待を集めるが、彼女の心はふるさとへの愛と、夢への思いの間で揺れ動いていた(表題作)。
苦難のなかで真の生き方を追い求める人びとの姿を、美しい列車の風景を織りこみながら
描いた珠玉の短編集
(「BOOK」データベースより)
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正直、表題作は、今一だったかな・・
同じ陸別が舞台でも、「返信」のほうが、心にしみました。
珠玉の短編とありますが、殆どの作品、主人公は困難の中にいます。
9編の短編で、ところどころ、つながりのある話もあります。

「お弁当ふたつ」・・主人公の旦那さんが、実はリストラされてて、家族にもいえずに
電車にのって時間をつぶしてた。うっかりすると、旦那さん、自殺も考えるかも。。
家もほしいけど、こういうときにローンが重荷になるですね。

「車窓家族」・・この短い話が一番好きです。電車からみる老夫婦の部屋。
そこをめぐって、奇妙な連帯感が乗客におきる。
読んで、「人間 一人じゃないもんだ」ってうれしくなりました

「ムシヤシナイ」・・大阪の爺ヤンらしい話し。
「ふるさと銀河線」・・池田町と北見市を結ぶ鉄道の名称。廃止しないという公約だったのに、
市長は公約を破りました。赤字でどうしようもなかったらしい。
主人公の演劇にかける情熱や葛藤が、あまりなかったような。。
「返信」・・陸別町は、寒いところです。帯広にも北見にも遠い内陸で、だからこそ
星が綺麗に見えます。年に何度か、天体観察の会を開いているようです。
「雨を聴く午後」・・主人公が 昔の家に黙って入る。気持ち悪いです。まだ泥棒のほうが理解できる
「あなたへの伝言」・・↑にでてきた部屋の住人が主人公。セキセイインコの言葉一つで、人間
元気付けられるものなんだなと。
「晩夏光」・・これは、「人生ってわからないものよね」ってなる話。
こういう結果になった主人公、でも、アルツハイマーはこれ以上進行します(泣)
「幸福が遠すぎたら」・・ふりかえると、学生時代が一番幸せだったという 3人の話。

漫画の原作者だった高田さん。この話しも漫画の原作とかを集め、加筆して小説にした
ものです。だから、「みおつくし」シリーズよりは、前の時期に書かれたものかな

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足寄は、あしよろ ではなく あしょろ ですww
posted by kiyorin at 00:47| Comment(0) | 高田 郁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月08日

秘密

秘密 (講談社文庫) [文庫] / 木原 音瀬 (著); 講談社 (刊)
「秘密」  木原 音瀬 著  講談社文庫
その夜も啓太は街を徘徊していた。死体が入った冷凍庫のあるアパートに戻り悪夢を
見たくないのだ。ゲイバーで出会った男、充は部屋を拝借するにはちょうどいい相手だった。
愚鈍だが心優しい充に啓太は徐々に惹かれていく。そして啓太は過去を断ち切るため、充を伴い
死体を隠した冷凍庫を海に捨てに行くが…。
『箱の中』『美しいこと』を超える衝撃で迫る、恋愛小説の極北
(「BOOK」データベースより)
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江戸人情物から、ガラっとかわった設定の物語を読んでみました^^)

この「秘密」は、メインが「秘密1」で 後の二編は、その後の話しで番外編かな。
ここからは、ネタがばれてしまうので、未読の人はご注意を!

秘密1 を読んでいて、途中から「あれ??」っと感じました。
啓太(主人公)の犯罪の肝心な部分になると、回想がとぎれるというか、夢が終わるというか。。
で、やはり思ったとおりでした。でも彼には別の地獄が待っていました。

自分にとって、どれが現実でどこからが妄想なのか?わからなくなったのです。
これは 恐怖です。おそらく、もともとそういう性向があったところに、DVで、かなり抑圧
されてたせいもあるでしょう。
その時に、充君の答えがいい。これは、ホロリときます

秘密Uでは、叔父の榎木さんが、苦労して充をなんとか一人で生活できるようにするよう
苦労してます。

秘密Vでは、杉浦樹(充の弟)の、話し。徹底的なイジメにあうと、その鬱憤は
原因となった充への無関心 という形になります。
樹君、友達 少なそう・・・何考えてるのかわかんないし、他人でも家族でも表面的な付き合いしか
したくない人。。最後の最後で、ちっとは余裕がもてたかな。
杉浦父は、もう、どうしようもない。強権的な父親というか、でも頑固親父とは違います。
子供を自分の思い通りにさせようとする、出来ないとなると、キレる。
介護が必要になった時、まわりが手をやきそう。

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posted by kiyorin at 01:00| Comment(0) | 木原 音瀬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月06日

銀二貫

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫) [文庫] / 高田 郁 (著); 幻冬舎 (刊)
「銀二貫」 高田 郁 著      幻冬舎
大坂天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。
大火で焼失した天満宮再建のための大金だった。引きとられ松吉と改めた少年は、商人の厳しい躾と
生活に耐えていく。料理人嘉平と愛娘真帆ら情深い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、
またもや大火が町を襲い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。
(amazonの内容紹介より)
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おもしろくて 一気読み。。なぜか読むのがとまらない。

ちょっと調べると、江戸だけでなく大阪も火事に悩まされてたこと。
貨幣は、銀が通用してたこと。
銀二貫は、200万くらい? ただ、店が苦労して商いを続けて20年でやっと二貫ですから
もっと値が高いでしょうね。

主人公の和助は、大金を投じて、子供を助けるけど、番頭には怒られる。
お金がたまったら、天満宮に寄進すると約束するが、運命のいたずらか、
お金がある程度たまった時に、その都度、お金を使わないといけない事態になる。
おしげもなく使う所に、和助の商人としてのすごさがあるのかな。
(松吉の父親を仇として切った侍も、藩の取り潰しから、百姓になり、新田開発に
和助と取引した銀二貫を 皆のために使う)

松吉の試みは、主人をして「ええかげんにしなはれ」と怒られる始末だけど、
苦労して苦労してやっと、”羊羹”を作り出し、そのつくり方を秘匿せず、
本業の寒天のほうで 大もうけして大店となる。

春から、NHK木曜時代劇で、ドラマ化されるそうですが、原作での
主人公の苦労している所をどこまで表現できるか。。。

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posted by kiyorin at 01:53| Comment(0) | 高田 郁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月05日

残月 みおつくし料理帖

残月 みおつくし料理帖 (ハルキ文庫) [文庫] / 高田 郁 (著); 角川春樹事務所 (刊)
「残月 みおつくし料理帖」  高田 郁 著 ハルキ文庫
吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」
の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた
摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の
真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは―――(第一話「残月」)。
その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか? 料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の
新たなる試練とは・・・・・。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。
希望溢れるシリーズ第八弾
(amazonの内容紹介より)
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前作の「夏天の虹」で、又次さんが。。。死んでしまって。
ファンだった私は、が〜〜ん!!でした

ひょんな事から 小松原の母親に気に入られ、面倒は手続きをえて、嫁入りするはずが、
まさかのドタキャン・・
こういっちゃなんだけど、小松原さんは、幕府の直参旗本である窮屈さから息抜きしたくて
小松原という浪人になっていたと思う。
町人には町人の苦労があり、武士には武士の気苦労があるのだから、町人の気楽さのいい取り
は、ある面無責任のような。
(どうしても澪さんを嫁にしたいなら、士分を捨てるはず。澪さんも同じくです)

”夏天”では、最後に又次が、野江ちゃんをたすけて、自分は死に、周りは悲嘆に
くれます。
(ちなみに、今、「銀二貫」読んでますが、ここでも、きのいい料理人が焼死。
高田作品では、いい男は早めの退場なのかな)

「残月」では、料理一筋にと心に誓う澪ですが、やはり小松原に未練があるようで。
そんなおりに、主人の種市が、野江ちゃんと澪の関係と 澪のひそかな望みを聞き、
澪にヒマを出す決意をします。
澪は澪で、フキちゃんに料理を仕込み始めます。
やっぱり、高級料理店でめざせ四千両なのかな。
ご寮はんが、一柳で主人の看護をし、主人から結婚の申し込みをされたあたりの
ところあたりから、そろそろ結末が近いのか ? と感じました。

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作者さんは、でてくる料理を、かならず自分で作ってみるそうです。
すごい!!
posted by kiyorin at 01:35| Comment(0) | 高田 郁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

1月読書のまとめ

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5561ページ
ナイス数:188ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/31357/matome?invite_id=31357

■炎と茨の王女 (創元推理文庫)
三部作とありますが、これ一作でも完結した話として、読むことができます。
ファンタジーで、ヤングアダルトとしてアメリカ(作者はアメリカ人)では、
出版されてるようです。山あり谷あり谷あり落とし穴も無数にありの、主人公は大変苦労しますが、
元来の前向きの性格からか、読んでいても暗くならないです。
読了日:1月2日 著者:レイ・カーソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34494899

■失踪日記2 アル中病棟
厚い漫画ですが、おもしろく、ちょっと怖く 読みました。ところで、アル中患者さんの
退院後の行き先として Macという、施設もあります。(AAのお泊りバージョン)
吾妻先生は、家族の方に受け入れてもらえ、患者としては優等生だったのでしょう。
これからも大変でしょうけど、先生が平安な毎日をおくれるよう、願ってます。
読了日:1月3日 著者:吾妻ひでお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34517224

■神様の御用人 (メディアワークス文庫)
浅葉さんの本の中では、一番よかったかな。読みやすかったし。黄金ちゃんが、かわいい。
神様といっても、信仰が廃れたので、力を失ってるとか。そういう意味で、
人間臭い神もありかな。。と。
読了日:1月5日 著者:浅葉なつ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34576249

■小説 雨柳堂夢咄 ~はかなき願いは時間をこえて~
独立した5つの話しが、最後に綺麗にまとまります。小説ならではの趣向でおもしろかったです。
読了日:1月8日 著者:時海結以(文),波津彬子(原作&イラスト)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34669994

■くるねこ 12
時々、噴出して笑いながら読み、最後のモンさんで、こうきましたか・・・^^;;
うっかり泣いてしまいました。猫との別れを思い出してしまう飼い主さんも、多いはず
読了日:1月9日 著者:くるねこ大和
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34693131

■やなりいなり (新潮文庫)
短編集、落語を小説にしたような、おもしろさかな。おもしろかった。 かる〜い感じ。
番外編ぽい。結局、最後の栄吉と一太郎のやりとりが、この短編集のミソだったのかも
読了日:1月11日 著者:畠中恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34739473

■ペテロの葬列
最後に、こう来ましたか。。。やはり”つりあわぬは不縁の元”というか。
途中までよんていたマルチ商法云々も、ふっとびました。そういえば、殿下も、無理心中の
ようにして死んだけど、この本は夫婦のつながりについての、話かと、思ってしまった
読了日:1月17日 著者:宮部みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34899553

■魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫)
パンデミックのからむ話しですが、それについての云々ではなく、病気後の”後遺症”や
本人達をとりまく環境についてです。現実には、研究所からのウィルス流出なら、もっと被害が
大きいでしょうか。主人公達が奇跡的に助かった事で出来たワクチンのおかげで、病が収束した
のですから。 今、下巻読んでます。言葉通り、ぶっ飛びの展開ですが、おもしろいです。
アニメにすると、いいかも
読了日:1月18日 著者:井上夢人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34921490

■魔法使いの弟子たち (下) (講談社文庫)
下巻はあっというまに読了。おもしろかったけど、現実に置き換えると怖い話しです。
(鳥インフルエンザとか ウィルスの変異とか、現実に問題になっているから)終わり方、
こうくると、ホラーチックです。夢の中で夢をみてたような・・結局、ハッピーエンドにするには、
竜脳症はすごすぎる病気に設定したからかな
読了日:1月19日 著者:井上夢人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34951429

■いとみち (新潮文庫)
”ひだまりの・・”のヒロインより、この物語の主人公・いとのほうが、私は好きです^^)
不器用なんでしょうね。いとちゃんは。だから、会話のキャッチボールが苦手。
でも、一生懸命さが、周りをなごませます。まあ、現実に忙しい職場で いとちゃんのような
ドジっこがいたら、若干迷惑かもしれないけど。。。
2巻目がでてるそうで。。はやく文庫にならないかなww
読了日:1月21日 著者:越谷オサム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35007980

■響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)
吹奏楽に関係のある人もない人も、楽しく読めちゃいます。スポ根ものかな。
好きな箇所は、優子と麗奈のソロ決定演奏。段違いに麗奈のほうが、上手いのですが
、優子も練習のかいあって格段にレベルアップ。それでも、自分のほうが上手ではないということを、
自覚したかった。(そのために頑張って練習した) たんに 団結して頑張るぞ!!ではなく、
中のゴチャゴチャした人間関係も リアルでよかった
読了日:1月23日 著者:武田綾乃
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35057099

■花散らしの雨 みをつくし料理帖
シリーズ化されてるの、知らなかった^^;;だいぶ前に 1作目を読んで、「おもしろい!!」
と思ってたのに。何冊かでてるシリーズ、大人買いしようかなww
読了日:1月25日 著者:高田郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35105698

■想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
フキと健の話し「初雁」の話しは、ジーンときました。やっぱり、私も種市旦那のように、
健をつる屋にひきとっては?と思ってだけど、それじゃ、この時代では後々によくないのね。
パクリの店の不始末から迷惑をこうむるってのも、つらい試練でした。商売、甘くないですね。
読了日:1月28日 著者:高田郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35196310

■昭和の犬
主人公と同世代なので、読んでみました。うんうん、あのころあの番組やってたよねとか、
思い出しながら。さて、こういう両親だったのなら、私なら後々まで恨んでいたかも。
イクはなんとも思わなかったのかな?
読了日:1月29日 著者:姫野カオルコ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35223383

■青森ドロップキッカーズ (小学館文庫)
おもしろかった〜^^)。イジメの部分は読むのがつらかったけど、公園での一件から、
見違えるように前向きになった主人公の宏海が、いいです。カーリングは、見るのが好きです。
旦那は、入門者講習にもいって楽しんできたとか。オリンピックの前に、おすすめの一冊です
読了日:1月30日 著者:森沢明夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35247298

■今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
おもしろくて、あっというまに読了していまった・・・おもしろかったのは、花嫁御陵ーははきぎ飯 
 澪の想い人、小松原さんの正体が、わかりました。
読了日:1月31日 著者:高田郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35273638


▼読書メーター
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2014年02月01日

1月の読書のまとめ

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5561ページ
ナイス数:188ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/31357/matome?invite_id=31357

■炎と茨の王女 (創元推理文庫)
三部作とありますが、これ一作でも完結した話として、読むことができます。
ファンタジーで、ヤングアダルトとしてアメリカ(作者はアメリカ人)では、出版されてるようです。
山あり谷あり谷あり落とし穴も無数にありの、主人公は大変苦労しますが、元来の前向きの性格からか、
読んでいても暗くならないです。
読了日:1月2日 著者:レイ・カーソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34494899

■失踪日記2 アル中病棟
厚い漫画ですが、おもしろく、ちょっと怖く 読みました。ところで、
アル中患者さんの入院後の行き先として Macという、施設もあります。
(AAのお泊りバージョン)吾妻先生は、家族の方に受け入れてもらえ、
患者としては優等生だったのでしょう。これからも大変でしょうけど、先生が平安な毎日を
おくれるよう、願ってます。
読了日:1月3日 著者:吾妻ひでお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34517224

■神様の御用人 (メディアワークス文庫)
浅葉さんの本の中では、一番よかったかな。読みやすかったし。黄金ちゃんが、かわいい。
神様といっても、信仰が廃れたので、力を失ってるとか。そういう意味で、
人間臭い神もありかな。。と。
読了日:1月5日 著者:浅葉なつ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34576249

■小説 雨柳堂夢咄 ~はかなき願いは時間をこえて~
独立した5つの話しが、最後に綺麗にまとまります。小説ならではの趣向でおもしろかったです。
読了日:1月8日 著者:時海結以(文),波津彬子(原作&イラスト)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34669994

■くるねこ 12
時々、噴出して笑いながら読み、最後のモンさんで、こうきましたか・・・^^;;
うっかり泣いてしまいました。猫との別れを思い出してしまう飼い主さんも、多いはず
読了日:1月9日 著者:くるねこ大和
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34693131

■やなりいなり (新潮文庫)
短編集、落語を小説にしたような、おもしろさかな。おもしろかった。 かる〜い感じ。
番外編ぽい。結局、最後の栄吉と一太郎のやりとりが、この短編集のミソだったのかも
読了日:1月11日 著者:畠中恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34739473

■ペテロの葬列
最後に、こう来ましたか。。。やはり”つりあわぬは不縁の元”というか。 途中までよんていた
マルチ商法云々も、ふっとびました。そういえば、殿下も、無理心中のようにして死んだけど、
この本の主題は夫婦のつながりについての、話かと、思ってしまった
読了日:1月17日 著者:宮部みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34899553

■魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫)
パンデミックのからむ話しですが、それについての云々ではなく、病気後の”後遺症”や
本人達をとりまく環境についてです。現実には、研究所からのウィルス流出なら、
もっと被害が大きいでしょうか。主人公達が奇跡的に助かった事で出来たワクチンのおかげで、
病が収束したのですから。 今、下巻読んでます。言葉通り、ぶっ飛びの展開ですが、おもしろいです。
アニメにすると、いいかも
読了日:1月18日 著者:井上夢人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34921490

■魔法使いの弟子たち (下) (講談社文庫)
下巻はあっというまに読了。おもしろかったけど、現実に置き換えると怖い話しです。
(鳥インフルエンザとか ウィルスの変異とか、現実に問題になっているから)終わり方、
こうくると、ホラーチックです。夢の中で夢をみてたような・・結局、ハッピーエンドにするには、
竜脳症はすごすぎる病気に設定してしまったせいかな
読了日:1月19日 著者:井上夢人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34951429

■いとみち (新潮文庫)
”ひだまりの・・”のヒロインより、この物語の主人公・いとのほうが、私は好きです^^)
不器用なんでしょうね。いとちゃんは。だから、会話のキャッチボールが苦手。
でも、一生懸命さが、周りをなごませます。まあ、現実に忙しい職場で 
いとちゃんのようなドジっこがいたら、ちと迷惑か。
2巻目がでてるそうで。。はやく文庫にならないかなww
読了日:1月21日 著者:越谷オサム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35007980

■響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)
吹奏楽に関係のある人もない人も、楽しく読めちゃいます。スポ根ものかな。
好きな箇所は、優子と麗奈のソロ決定演奏。段違いに麗奈のほうが、上手いのですが、
優子も練習のかいあって格段にレベルアップ。それでも、
「自分のほうが上手ではないということを、自覚したかった。」優子(そのために頑張って練習した)
 たんに 団結して頑張るぞ!!ではなく、中のゴチャゴチャした人間関係も リアルでよかった
読了日:1月23日 著者:武田綾乃
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35057099

■花散らしの雨 みをつくし料理帖
シリーズ化されてるの、知らなかった^^;;だいぶ前に 1作目を読んで、「おもしろい!!」
と思ってたのに。何冊かでてるシリーズ、大人買いしようかなww
読了日:1月25日 著者:高田郁
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■想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
フキと健の話し「初雁」の話しは、ジーンときました。やっぱり、私も種市旦那のように、
健をつる屋にひきとっては?と思ってだけど、それじゃ、この時代では後々によくないのね。
パクリの店の不始末から迷惑をこうむるってのも、つらい試練でした。商売、甘くないですね。
読了日:1月28日 著者:高田郁
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■昭和の犬
主人公と同世代なので、読んでみました。うんうん、あのころあの番組やってたよねとか、
思い出しながら。さて、こういう両親だったのなら、私なら後々まで恨んでいたかも。
イクはなんとも思わなかったのかな?
読了日:1月29日 著者:姫野カオルコ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/35223383

■青森ドロップキッカーズ (小学館文庫)
おもしろかった〜^^)。イジメの部分は読むのがつらかったけど、公園での一件から、
見違えるように前向きになった主人公の宏海が、いいです。カーリングは、見るのが好きです。
旦那は、入門者講習にもいって楽しんできたとか。オリンピックの前に、おすすめの一冊です
読了日:1月30日 著者:森沢明夫
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■今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
おもしろくて、あっというまに読了していまった・・・おもしろかったのは、花嫁御陵ーははきぎ飯  
澪の想い人、小松原さんの正体が、わかりました。
読了日:1月31日 著者:高田郁
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今月イチオシは、「青森ドロップキッカーズ」とみおつくし料理帖シリーズ。
オリンピックのカーリングの試合を見るのを、とても楽しみにしてます^^)
posted by kiyorin at 12:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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