2014年01月30日

青森ドロップキッカーズ

青森ドロップキッカーズ (小学館文庫) [文庫] / 森沢 明夫 (著); 小学館 (刊)
「青森ドロップキッカーズ」  森沢 明夫 著   小学館文庫にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
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なんでも一口に「イジメ」としてしまうけど、実際は、傷害 窃盗、恐喝、名誉毀損、
犯罪ですね。社会では法で裁かれる事です。ここらへんを、大人はもっと子供に注意すべき
と、思います。
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2014年01月29日

昭和の犬

昭和の犬 [単行本] / 姫野 カオルコ (著); 幻冬舎 (刊)
「昭和の犬」    姫野 カオルコ  著  幻冬舎
辛いこともあったけど、平凡だから、幸せなこと。
柏木イク 昭和33年生まれ
『リアル・シンデレラ』以来、待望の長編小説。

昭和33年、滋賀県のある町で生まれた柏木イク。嬰児のころより、いろいろな人に
預けられていたイクが、両親とはじめて同居をするようになったのは、風呂も便所も
蛇口もない家だった――。理不尽なことで割れたように怒鳴り散らす父親、娘が犬に激しく
咬まれたことを見て奇妙に笑う母親。それでもイクは、淡々と、生きてゆく。
やがて大学に進学するため上京し、よその家の貸間に住むようになったイクは、
たくさんの家族の事情を、目の当たりにしていく。そして平成19年。49歳、親の介護に
東京と滋賀を行ったり来たりするなかで、イクが、しみじみと感じたことは。

ひとりの女性の45年余の歳月から拾い上げた写真のように、昭和から平成へ日々が移ろう。
ちょっとうれしいこと、すごくかなしいこと、小さなできごとのそばにそっといる犬と猫。
『リアル・シンデレラ』以来となる、姫野カオルコ待望の長編小説!
(amazonの内容紹介から)
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犬も猫も好きなので、読んでみました。直木賞受賞作。

主人公・イクが、私と同世代なので^^;;話にでてくる、TVドラマの名前とかが
懐かしく、(宇宙家族ロビンソンとか)、そういえば、小学校のころは。。。と思い起こし
ながら読みました。

はっきり言って、前半は淡々としていて、犬とのつながりが話題の中心とはいえ、両親の
態度は、なんというのでしょう・・・イクを子供扱いしてない。特に母親。
(例えば、犬のトンにかじられた傷を見て、「これは一生もんの傷になる」と平然と
いう母親。ちょっとびっくり。他人でも、もっと心配すると思うのだけど。

後半からが、この物語の中心かな。
母親のようにしたっていた大家・清香を慕っていて、彼女が病死した後の始末も主人公が
実の子供にかわり行った。そこは、追い出されてしまったけど。
そのころから、彼女の病気がはじまり、両親の介護もかさなり、かなり大変になる。

ただ、故郷に帰って 有給でのんびりしてると、故郷の自然や知り合いに癒される。
両親はともかく、地域の人、東京にでてからの大家など周りの人、そういう人には
恵まれた。幼いイクを預かってくれた教会での経験も、影響してるかな。
思慮深くなったのだな。年齢もいったし・・と思えなくもない。

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posted by kiyorin at 01:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

花散らしの雨 みおつくし料理帖

花散らしの雨 みをつくし料理帖 [文庫] / 高田 郁 (著); 角川春樹事務所 (刊)
「花散らしの雨 みおつくし料理帖」  高田 郁 著  角川春樹事務所 
元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。
早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。
だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したはずの料理と全く同じものが
「つる家」よりも先に供されているという。はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した
料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を
目撃してしまい―――。
書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾
(amazonの内容紹介より)
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4つの連作短編からなります。
それぞれ料理名がついてます。
内容紹介の話は、”俎板橋からーほろにが蕗ご飯」私は、題名になった話よりも、この話し
のほうが、好きです。必至に生きるフキがかわいい。

「花散らしの雨ーこぼれ梅」
こぼれ梅とは風流ですが、食べ物の名前です^^)
「一粒符ーなめらか葛饅頭」
昔は、麻疹も命がけの病気だったのね。
「銀菊ー忍び瓜」
胡瓜を、食べるのを不謹慎と考えてたのね。町民は、関係なしに食べているところなんか、
文化の違いなんだろうなと

文化の違いといえば、大阪と江戸では味付けも料理材料も違っていて、そこがみおにとって
思案のしどころみたいです。

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posted by kiyorin at 00:50| Comment(0) | 高田 郁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月23日

響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ

響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ (宝島社文庫 『日本ラブストーリー大賞』シリーズ) [文庫] / 武田 綾乃 (著); 宝島社 (刊)
「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」   武田 綾乃 著  宝島文庫
北宇治高校吹奏楽部は、過去には全国大会に出場したこともある強豪校だったが、
顧問が変わってからは関西大会にも進めていない。しかし、新しく赴任した滝昇の
厳しい指導のもと、生徒たちは着実に力をつけていった。実際はソロを巡っての争いや、
勉強を優先し部活を辞める生徒も出てくるなど、波瀾万丈の毎日。
そんななか、いよいよコンクールの日がやってくる―。
少女たちの心の成長を描いた青春エンタメ小説。
(「BOOK」データベースより)
******************************************************************
一日で読了^^)
おもしろかった。

エンタメというより、一種のスポ根物語かな。恋愛もチラっとでてくるけど、メインじゃなくて
ひたすら コンクルのために猛練習する部員達。

すぐわかるほどの下手なす吹奏楽部が、指導者で関西大会までいけるとは。。

ちょっとネタバレになりますので、未読の方はご注意を^^;;

思うに、主人公の久美子は、ヘラっとしてるけど、7年もユンフォ一筋。
緑ちゃんも、吹奏楽強豪中学校からの継続で、弦バス命
トランペットは、父親がプロのペット奏者という 本人も精進してる。
この3人にひっぱられてのレベルアップでしょう。

滝せんせは、なかなかやる。高校生はかなわないね。
目標を、「全国大会出場」(野球でいうなら甲子園)なんて自分達で設定するから、
後半でてくる、ソロ争いも、上手い奏者が吹くのは、当たり前になるのは、
もうしょうがない。自分できめたことだしね。

部活に一生懸命になる高校生の物語を読むのは、いい。
読んでいて、こちらもその元気さをもらえそうだから

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posted by kiyorin at 01:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月21日

いとみち

いとみち (新潮文庫) [文庫] / 越谷 オサム (著); 新潮社 (刊)
「いとみち」  越谷 オサム 著  新潮社文庫
相馬いと。青森の高校に通う16歳。人見知りを直すため、思い切ってはじめたアルバイトは、
なんとメイドカフェ。津軽訛りのせいで挨拶も上手に言えず、ドジばかりのいとだったが、
シングルマザーの幸子やお調子者の智美ら先輩に鍛えられ、少しずつ前進していく。
なのに!メイドカフェに閉店の危機が~。初々しさ炸裂、誰もが応援したくなる最高にキュートな
ヒロインの登場です。
(「BOOK」データベースより)
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おもしろかったです。^^)
三味線(じょんがら節などの)の演奏場面とかが好きです。

自分の苦手を克服すべく、おもいきって一番苦手なアルバイトの部類にいくとこが、
なんとも、若々しいというか、おもしろい。
登場人物もトドオーナーも含めて、善人ばかりで、お客さんもまじえて、
かなりアットホームな メイトカフェになったようです。

いとちゃんは、”母親をあまり覚えていない””病室の母親に優しくできなかった”のが、
心に影を落としたのかもしれません。
そんな彼女の救いになったのが、三味線。婆にならいながら。。
どの楽器でもいえるかもだけど、親が習わせた楽器も、思春期になってやめてしまう、
(ちょうど受験ってこともある)話をよくききます。
また、やめていた楽器を、大人になって再開するってパターンもよく聞きます。
楽器を弾く魅力って、強いのかも

いとちゃんは、泣きながらも、少しずつ成長していくところがいいです。
高校二年生のいとちゃんの話は、単行本ででてるとか。(はやく文庫にならないか)

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私は、バイオリンをやっていますが、弦を押さえる左手の指先は、ほんの少しだけ硬いです。
練習をさぼると、ヤワヤワな指先にもどりますww
posted by kiyorin at 00:50| Comment(0) | 越谷 オサム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

魔法使いの弟子たち

魔法使いの弟子たち (上) (講談社文庫) [文庫] / 井上 夢人 (著); 講談社 (刊)魔法使いの弟子たち (下) (講談社文庫) [文庫] / 井上 夢人 (著); 講談社 (刊)
「魔法使いの弟子たち」   井上 夢人 著  講談社文庫
山梨県内で発生した致死率百パーセント近い新興感染症。週刊誌記者の仲屋京介は取材中に
感染してしまう。感染者は400名近くに膨れ上がり、死者も続出。結果、
“竜脳炎”感染者で、意識が戻ったのは京介を含めた三名だけだった
。隔離生活を続けるうち、三人は不思議な「後遺症」を身につけていることに気づく

「後遺症」として不思議な能力を身につけてしまった“竜脳炎”の生還者三人。
その能力はメディアの注目を集め、テレビ収録中に謎の死者が出る。容疑者として
追われる身となった彼らは、己の能力に「最強」の特殊な力が加わっていることを知る。
SF、ミステリ、そしてアクション。驚愕の終末へ

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上下巻からなる、長編エンタメ小説です。
下巻は、何か めぐみちゃんの能力が無限大になって、想像できないような大規模戦になります。
おもしろくて、下巻はいっきによんでしまいましたww

ここからは、ネタばれになりますので、ご注意を・・


感染が再び広がり、全世界に広がることで、人間は滅亡の危機に直面??
そんな恐ろしいウイゥル感染の最初のくだりは、ちょっとお粗末でした。
未知のウィルスを研究する、実験動物を使う。。までは、ありげなパターンだけど、
”罹患している動物に噛まれた研究員を、普通の患者のように医師に診せる”
感染に気をつけている研究所では、ちょっと考えられないかも。

下巻では興津さんの若返りの秘密がわかり、同時に、とんでもない事に・・
結局、最強最悪の感染源の出現となり、社会は大騒ぎに ないとはいえないよな

さて、実際、例えば、SARSは、一時、騒がれてパニックになりかけましたが、
あれは、渡り鳥が運ぶという面もあります。動物→人 のルートをたどる事のできる、ウイスルは
こわいです。今は、このウィルスが、鳥→人→人に感染する型のものに変異するこが
現実に、危惧されてますね

さて、小説のほうですが、結論は、”夢の中で夢をみていた夢をみた”というような
オチになるのですが、これは、ちょっとくるしい。
リアリティをもたせるのに、感染した動物が ウィルスをばらまくと、作者は、もう
よりよい結末を もっていくことが、ひょっとして無理だったのかも。

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SF的に考えると、地球外生命体が人間の体をのっとり、最強の防御機能をしいた。といのが
よくあるパターンだよね

posted by kiyorin at 00:33| Comment(0) | 井上 夢人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月17日

ペテロの葬列

ペテロの葬列 [単行本] / 宮部 みゆき (著); 集英社 (刊)
「ペテロの葬列」   宮部みゆき 著  集英社
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人
によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。
しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!事件の真の動機の裏側には、日本という国、
そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?
息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!『誰か』『名もなき毒』
に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾
***********************************************************************
正直、あっというまにバスジャック事件が終わったので「???」でした。
なぜ、こんなに厚い本?

(ここからはネタも出てきますので、未読の方はご注意を)

事件の後、自殺した犯人から慰謝料として、お金が送られてきます。
で、事件の人質になった人が集まって、どうするか相談するのですが。。。
まず、事件から、バスジャックの”人質仲間”は、妙な連帯感が出来て、
お金は、とりあえず、そのでどころを調査、バスジャック犯の思惑も調査、という
方向にいくのですが、・・・

杉村三郎は 2度も事件に巻き込まれ、2回目は、子供を人質にとられた。
それでも、”自殺した犯人の身元と、周辺の洗い出し”に奔走するあたり、やはり
家族のことは、頭にないのかな?と・・
面倒な事になりそうなら、即、警察に届けるのがスジ。他の人たちと一致する必要もないはず・・

まあ、それをいったら、はじまらないのだけどね。
結局、そんな所も、妻にとっては、不安と不満のタネだったのではないかと思う。

それにしても、妻の菜穂子のとった態度は、何?ってかんじ。
自分で不倫しておいて、「別れるのはあなたのため」だなんて・・
三郎も、声を荒げて反対するも、”会長の娘婿”であることに、窮屈さを感じてることを
つかれると、黙ってしまいます。つまり、そうでない自分のほうが、楽に生きれそうだから。

若いときに、恋に恋するような菜穂子が、結婚し子供を生んで、ままごとみたいな生活に、
菜穂子は、ようするに”飽きた”のでしょう。
今度は、夫を自由にしてやる、けなげな妻役を演じてみる。

で、肝心の事件のほうだけど、被害者が加害者でもある、このマルチ商法は、難しい問題ですね。
自己啓発セミナーのようなやり方の社員研修、昔、ニュースでとりあげてたけど、はやっていたのか
肯定的な解説が多かった覚えがあります。
(私は、あんな新人研修する会社はごめんこうむる と思ってましたが)
それが、マルチ商法につながっていったとは、しらなかった。
帯の広告に、”悪は伝染する”は、まさに怖いです。
悪も悪意も伝染。特に悪意のほうは、ネットを通じての誹謗中傷がすごい。
3人を槍玉にあげたのも、人質の住所指名がしれてるのも、ネット。
調べるほうは、好奇心半分なんでしょうけどね。

高齢者とおもに、学生もマルチ商法の被害者になりやすいと、きいたことがあります。
(何かの小説に、一念発起して仕事を始めた主人公が、実はそれがマルチで
在庫の山に囲まれ、精神的に追い込まれる話しでした)

”騙された”とわかればいい。
摘発されてもまだ信じてる人もいそうな商法は、一種の新興宗教みたいだ。

さて、離婚しされた三郎、よりを戻すことは、ないでしょう。
(菜穂子さんから、ああはっきり”浮気”を告白されて、我慢できる男はいないと思う)
北見一朗さんのあとをうけ、私立探偵?になるのか?
うmm^^;;無理っぽいきが。。。私立探偵をするには、人がよすぎるというか、

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posted by kiyorin at 00:27| Comment(0) | 宮部みゆき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月11日

やなりいなり

やなりいなり (新潮文庫) [文庫] / 畠中 恵 (著); 新潮社 (刊)
「やなりいなり」   畠中 恵 著  新潮社文庫
偶然みかけた美しい娘に、いつになく心をときめかせる若だんな。近頃日本橋通町では、
恋の病が流行しているらしい。異変はそれだけに止まらず、禍をもたらす神々が連日長崎屋を
訪れるようになって…。恋をめぐる不思議な騒動のほか、藤兵衛旦那の行方不明事件など、
五つの物語を収録。妖たちが大好きな食べものの“れしぴ”も付いて、
美味しく愉快な「しゃばけ」シリーズ第10作!
(「BOOK」データベースより)
**********************************************************************
シリーズ10作目、そろそろマンネリ化なのかな・・・

落語の世界をそのまま小説にしたような感じで、おもしろかったのです。
でも、それだけというか、番外編っぽいかな。
表題作になった 「やなりいなり」が よかった。
稲荷ずしが美味しそうww

最後の話しで、唐突に刃物男が2度も登場するんで、「うん??」となりました。
一度で十分なのに、設定にもっていくために強引に登場させたかんじ

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posted by kiyorin at 01:23| Comment(0) | 畠中 恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

小説 雨柳堂夢咄 はかなき願いは時間をこえて

小説 雨柳堂夢咄 ~はかなき願いは時間をこえて~ [単行本] / 時海結以(文), 波津彬子(原作&イラスト) (著); 朝日新聞出版 (刊)
「小説 雨柳堂夢咄 はかなき願いは時間をこえて」  時海結以(文)波津彬子(原作)朝日新聞出版 

店の入り口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。店主の孫息子・蓮は、品々に宿る
さまざまな“想い”に耳を傾ける―。大人気コミック『雨柳堂夢咄』初の小説化!骨董にまつわる
「縁」と「願い」が紡がれ織りなす、五編の小説版オリジナルストーリー
***********************************************************************************
漫画の雨柳堂夢咄2ヶ月に一度発刊の雑誌「nemuki」に一話完結で連載されてます。

これは、小説版で新作というのを知り、読みました。
ちょっとネタバレになりますが、5つの話は結局全て繋がります。
4話目の「旧き写真」と5話目の「松風」は、なかなか話しが進まず、せつない内容で
八方ふさがりでしたが、なんとか円満解決ww

登場人物の中で、レイモンド教授が好きです。
漫画では、ちょっとコミカルで、日本の骨董を不思議がりながら、めでてます。

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ちなみに、私は骨董は苦手です^^::: 歴史のあるものは、迫力があって、ちょっと怖いので、
posted by kiyorin at 01:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月05日

神様の御用人

神様の御用人 (メディアワークス文庫) [文庫] / 浅葉なつ (著); アスキー・メディアワークス (刊)
「神様の御用人」  浅葉なつ  著  メディアワークス文庫
神様たちの御用を聞いて回る人間―“御用人”。ある日突然、狐神からその役目を命じられた
フリーターの良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり…!?
特殊能力もない、不思議な力を放つ道具も持ってない、ごく普通の“人間”が、秘めたる願いを
持った神様たちにできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。
モフモフの狐神・黄金とともに、良彦の神様クエストが今幕を開ける!
(「BOOK」データベースより)
*****************************************************************************
序章と終章 と、4つの連作短編からなっています。

主人公の良彦は、右ひざの致命的な怪我から野球が出来なくなり、そこから虚無的になって、
フリーターの暮らしをすることとなったのですが。

周りからみると、「怠け者でけしからん!」というように言われそうですが、怪我の事が
きっかけで、何か 人生の分岐点のような処にきてるのかな。
必至に職探しすべきだけど、精神的にも立ち直るための、こういうノンビリした時間も
悪くはないと思ってます(現実は、そうそうノンビリできないもんですが)

そこに、神様(キツネ型)が現れて、「自分の願いをかなえろ」とせまるのです。
この黄金ちゃん、可愛い。人間臭いしwww

4柱の神様がでてきますが、私は、一言主の話しが好きです。
天界に帰る事も出来るのに、人間への愛でふみとどまった小さな神様(力は絶大)
良彦のこの神様にかける言葉は、心にしみます。

シリーズ化してくれるよね・・・次を楽しみにしてます

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作者の浅葉先生は、普段から神社参りしてるそうです。そのせいかな、神社の描写が
とてもリアルで、神聖な儀式の場面もチラっとててくるのですが、その雰囲気が
よくつたわってきました
posted by kiyorin at 00:27| Comment(0) | 朝葉 ナツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月02日

炎と茨の王女

炎と茨の王女 (創元推理文庫) [文庫] / レイ・カーソン (著); 杉田 七重 (翻訳); 東京創元社 (刊)
「炎と茨の王女」  レイ・カーソン 著 杉田七重 翻訳  創元推理文庫
オロバジェ国の第二王女エリサは、祖国の倍もある砂漠の国ホヤ・ド・アレナの王
に嫁ぐことになった。初めて会った夫は素敵で優しく、食いしんぼうで飽きっぽいだけの
エリサは、ひそかに心をときめかす。だが嫁ぎ先の国に着くと、何かがおかしかった。
神に選ばれし者、ゴッド・ストーンを帯びた王女の波乱の運命を描く、
パオロ・バチガルピ氏激賞の異世界ファンタジー三部作開幕
(「BOOK」データベースより)
*************************************************************************
外国物で500pを越す大作で、三部作の一巻目・・
ちょっと 手は出しづらかったですが、読みはじめると、おもしろくてノンスト。
アメリカでは”ヤングアダルト”の部類になるそうですから、ファンタジー好きには、
チョウお勧め

ここから、ちょっとネタバレになりますので、ご注意。

あらすじ↑にある”食いしん坊で飽きっぽいだけの王女”とありますが、主人公のエリサは、
そりゃ、理想体重を大きく(w)オーバーしてます。実は顔も今一かも。。
そんなエリサで、第一王女である姉のアロディアには、すごくひけめを感じてます。
自分に自信がない。

ただ、エリサは神に選ばれたものという立場で、聖典などは、完全に暗記してるし、
兵法の本も読破してる。お祈りも長時間できる。決して、飽きっぽくはないでしょ。
むしろ粘り強いかも。
食いしん坊ぶりは、生来のものでしょうけど、”神に選ばれた”というプレッシャーが
バカ食いに彼女を走らせているのでしょう。

読みおわってみると、彼女のした事は、100%上手い結果を残すことには、なりません。

インビエルノ国との戦は、最前線でにらみ合い状態というのを聞いて、様子見をアドバイスするも、
実際の最前線はひどいものだった。
悪霊団を結成すれば、関係のない村が(魔法使いによって)焼かれ、
コンデサという所で同盟の話しを有利に持ち込もうとすれば、相手に逆をつかれ、
大切な人を失う。
いよいよ相手が攻め来て、やっと心が通じあった夫を亡くす。
山どころか、谷ありがけっぷちあり落とし穴アリすぎの、生活。

でも、最後の最後で大逆転しますが。

三部作とありますが、この一作だけで、完成した物語としてもよめます。

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気になる処といえば、登場人物がよく”神の意思”を追求するところかな。
そして、それぞれ意見が食い違う。
神の意思の現れとして、他国を侵略したり、策謀をめぐらしたり。
根拠となる聖典は、聖書のように精神論がおもで、具体的な事柄は示唆してない。
イエンベルノにいたっては、古語を話すことから、狂信的な人々の集まりのような・・・
キリスト教っぽい世界ともいえるかな
posted by kiyorin at 01:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月01日

12月の読書のまとめ

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1935ページ
ナイス数:108ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/31357/matome?invite_id=31357

■退出ゲーム (角川文庫)
「千年ジュリエット」がおもしろかったので、シリーズの最初を買って読んでみました。
おもしろかった。でも「クロスキューブ」と「エレファントブレス」の話は、泣けました
読了日:12月3日 著者:初野晴
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33799422

■初恋ソムリエ (角川文庫)
「周波数は・・」が、おもしろかったです。こういう形で社会とかかわっていくのが、
高齢になってきても大事とおもいます。「僕のリコーダーのほうが、
(チカちゃんのフルートより)1000倍上手い」は、おもわず、笑ってしまいましたww。
リコーダーって簡単そうで、奥が深い楽器なんですよww
読了日:12月7日 著者:初野晴
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33890917

■第五の運命 富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 (角川ルビー文庫)
高嶺と三条さんの外伝です。最初の話しは、おもしろかったけど、話題てんこもりで、
焦点がボヤけたきがします。肝心の高嶺の出生は、?わからずに終わりました。
高嶺が一人称で語る話ででも、出てくるのでしょうか(ちょっと期待)
読了日:12月13日 著者:秋月こお
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34039427

■人生はニャンとかなる! ―明日に幸福をまねく68の方法
中では「現実から目をそらさない」という言葉に、猫が体重計に乗ろうとしてる?写真
・・・はい、^^;;身につまされました。いろんな人のいろんな言葉が、
関連してのっているので、おもしろい。ただ、猫の写真をみるだけでも楽しいけどww
読了日:12月15日 著者:水野敬也,長沼直樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34082006

■吹部!
とにかく破天荒で、信じられない行動をするミタセン。読んでて笑える。
音楽以外は、殆ど何もできないのかも。そんなミタセンに振り回されながら、
成長していくコメディのような青春物語
読了日:12月19日 著者:赤澤竜也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34175295

■(P[あ]4-7)よろず占い処 陰陽屋は混線中 (ポプラ文庫ピュアフル)
なんだかんだと、ほんわかムードでまったり読みました^^) このユルサが、魅力かも
読了日:12月21日 著者:天野頌子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34237241

■殿様とトラ (バーズ エクストラ)
すご〜く、ゆっくりした展開で、アップダウンの少ない淡々とした話だけど 、
トラの空回りっぷりが、かわいい。癒されましたw
読了日:12月22日 著者:くるねこ大和
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34262754

■100歳まで弾くからね!
おもしろく、読みやすかったです。自分を美化するわけでもなく、卑下するわけでもなく、
淡々とした自叙伝でよかった。いろいろコンマスとして転進してますが、”流浪”というより”
より良きもの目指しての転進”で、「バイタリティあるな大平さん」と感心しました。
どちらかというと、音楽に関心のある人向けかな
読了日:12月27日 著者:大平まゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34349558


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

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あけましておめでとうございます^^)
さて、今年最初の記事は、12月の読書のまとめになりましたw
今年も、気楽に楽しく読書を続けたいです。
12月のイチオシは、「千年ジュリエット」 泣けます。
posted by kiyorin at 01:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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