![千年ジュリエット (角川文庫) [文庫] / 初野 晴 (著); 角川書店 (刊) 千年ジュリエット (角川文庫) [文庫] / 初野 晴 (著); 角川書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51yZpVHIvTL._SL160_.jpg)
「千年ジュリエット」 初野 晴 著 角川文庫
清水南高校、文化祭間近、晴れの舞台を前に、吹奏楽部の元気少女・穂村チカと、
残念系美少年の上条ハルタも、練習に力が入る。そんな中、チカとハルタの憧れのひと、
草壁先生に女性の来客が。奇抜な恰好だが音楽センスは抜群な彼女と、先生が共有する謎とは?
(「エデンの谷」)ほか、文化祭で巻き起こる、笑って泣ける事件の数々。
頭脳派ハルタと行動派チカは謎を解けるのか?青春ミステリの必読書、
“ハルチカ”シリーズ第4弾!
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5つの短編からなる、ハル・チカシリーズ。今回は、どちらかというとスピンオフ的な
作品が多いそうです^^)ハル・チカ高校二年生の文化祭の時の話です。
シリーズ3作目の「空想オルガン」を読みましたが、まあそこそこでした。
今回の4作目のほうが、私の好みかなw
「イントロダクション」・・チカちゃんが過去語りをするような書き方です
「エデンの谷」・・・・・・”東”じゃないのね^^;;中で”音楽家が音楽を教える無限ループ”
とありましたが、私は、これは、ちっとも悪いことじゃないと思います。
それこそ文化の継承でしょう
それにしても、これは、最後で噴出しました。「祖父さん、そうきましたかww」みたいな
読んでのお楽しみです
「失踪ヘビーロッカー」・・出番時間なのに、乗っているタクシーの運転手に次々の不思議な
要求。最後に種明かしで、理系らしいきわめて論理的な行動をとった甲田君を理解できました。
「決闘戯曲」・・・・・・・劇中劇のようなものもあり、チカとハルは名誉団員の名のもとに
強引に 、演劇部の劇に出演ww
「千年ジュリエット」・・・最後にそうきましたか。。。。標題になった作品。泣けます。
この作品が、やはり一番かな。

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この本の表紙は、サックス持ってるから、マレン君かな。表紙が素敵。
題名もロマンチック